シカゴ大豆市況=小幅反落、主要材料を織り込み様子見の雰囲気強まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/09   1,028.25    1,033.25    1,024.00    1,027.25     - 1.50
   2025/11   1,049.00    1,054.00    1,044.25    1,047.50     - 2.00
   2026/01   1,068.25    1,073.00    1,063.50    1,066.75     - 2.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       140,143         242,505         861,446  (+ 1,669)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月2日〜9月6日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は小幅反落。終値の前営業日比は2.50〜1.25セント安。中心限月の11
月限は2.00セント安の1047.50セント。
 前日の上伸後で玉整理基調が強まった。米農務省(USDA)の8月月例需給報告、
クロップツアーと今秋の生産量を予測するために重要視される報告を織り込んだうえ、
米中通商協議の見通しに不透明感が強いこともあって全体的に様子見の雰囲気が強まる
なか、前日のレンジ内での高下にとどまった。
 シカゴ大豆11月限は1049セントで取引を開始した後に1054セントの高値を
付けたが、すぐに値位置を落とした。その後は1047セント前後が下値支持線として
意識される一方、1053セントに達すると売り直される動きが続くなか1044.
25セントの安値に達する場面も見られた。終盤にはプラスサイドに浮上したところで
転売が入り1040セント台後半でのもちあったまま終了。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは降雨の発生はなく低温となっている。27日の最高気温は概ね24
〜27℃前後で、南部および東部では土壌水分が乾燥気味であり、一部の夏穀物にスト
レスを与えている。
 今月いっぱい、多くの地域で低温傾向が続くだろう。9月1〜5日は気温は全国的に
平年以下〜平年並となる一方雨量は平年以下〜平年を上回る見通しとなっている。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズではオクラホマ州およびコロラド州及びカンザス州を含む周辺地域で降雨
が発生。この雨は未成熟の夏穀物などにとって慈雨となっている。一方、テキサス州の
多くの地域では猛暑となり、プレーンズ北部では暖かななか降雨の発生が無く穀物の
成熟と収穫が進んでいる。
 南部では高温多湿となり、メキシコ湾岸地域では降雨が発生。南東部では短期間なが
らも暑さが未成熟の夏穀物にストレスを与えている。

 大豆製品は、大豆粕、大豆油は共に大豆の軟調に追随安となった。大豆粕は需給面の
弱さから下げ幅が大きくなった。
 大豆粕12月限は前日比5.10ドル安の288.20ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは降雨の発生はなく低温。
・コーンベルト南部および東部では土壌水分が乾燥気味で、一部の夏穀物にストレス
 発生。

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