金・銀午前=金がまちまち、NY高も上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金がまちまち。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、上値を伸ば
す場面も見られたが、円高やドル建て現物相場の軟調を受けて上げ一服となった。銀は
まちまちの値動きとなった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が3円安〜9円高、金ミニが8.5円安
〜43.0円高、ゴールドスポットが300円高、銀が1.0円安〜2.3円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万4169枚、金ミニが4183枚、ゴール
ドスポットが844枚、銀が3枚。
【NY金はドル安再開が支援】
 金はドル安再開が支援要因になった。トランプ米大統領は、住宅ローン契約を巡る不
正疑惑を理由に、クック米連邦準備理事会(FRB)理事を解任すると発表した。これ
を受け、クック理事の弁護士は、提訴する方針を明らかにした。市場では、米大統領が
利下げを望んでいることが懸念されている。一方、ベセント財務長官は、クック理事が
住宅ローン申請で不正を働いたとの疑惑を、調査すべき事例として挙げ、パウエル米F
RB議長に対し、内部調査の実施を改めて求めた。
 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金利はある時点で下がる可能性があるも
のの、政策当局者は9月16〜17日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で利
下げに動くのが適切かどうかを判断する上で、今後の経済指標の内容を見極める必要が
あるとの見解を示した。
 金先限は7月24日以来の高値1万6281円を付けたのち、上げ一服となった。ニ
ューヨーク高が支援要因になった。円相場は1ドル=147円台前半の円高に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、ドル安再開を受けて押し目
を買われた。アジア市場では、朝方の3397.92ドルから、利食い売りなどが出て
軟調となった。
 午前11時現在、3385.91ドルで推移、銀は3866セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が3379.14ドル、銀が3846セント。

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