大阪9月限 日経225先物 42930 +430 (+1.01%) TOPIX先物 3098.0 +30.0 (+0.97%) 日経225先物(9月限)は前日比430円高の4万2930円で取引を終了。寄り付きは4万2380円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2565円)を割り込み、売り先行で始まった。ただし、現物の寄り付き時につけた4万2280円を安値に反転して4万2700円台まで急伸。買い一巡後は4万2560円辺りまで上げ幅を縮めたが、前場終盤にかけて上へのバイアスが強まり、4万2750円まで上げ幅を広げた。後場入ると4万2830円まで買われ、その後は4万2800円を挟んで保ち合いとなったが、終了間際にショートカバーとみられる動きが強まり、4万2930円と本日の高値で終えた。 米国で取引終了後に決算を発表したエヌビディアが時間外取引で下落した流れを受けて、売り先行で始まった。しかし、現物の寄り付き時につけた4万2280円を安値に一気にロングが集中する形になった。オプション権利行使価格の4万2500円を中心とした上下の権利行使価格となる4万2250円から4万2750円でのレンジとなった。下限を試した後に一気にレンジ上限を捉えたことで、ショートカバーを誘ったと考えられる。 ソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが日経平均型を牽引。さらに、三菱商事<8058>[東証P]が正午前に、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ の議決権ベースの保有株比率が10%を超えたと発表。改めて海外投資家の日本株に対する関心は高いとの見方に向かわせたことも、ショートカバーを誘ったようである。 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(4万3050円)に接近してきた。4万3000円接近では戻り待ち狙いのショートが警戒されそうだが、同バンドを明確に上抜けてくると、+2σ(4万4100円)とのレンジに移行する可能性が高まろう。28日の米国市場では改めてエヌビディアの決算反応を見極めることになるが、ネガティブな反応が限定的であれば、4万3000円突破からの一段の上昇が意識されやすい。 週足のボリンジャーバンドでは、+1σと+2σによるレンジを形成しているが、+1σ(4万2310円)までの調整を経てリバウンドを強めており、+2σ(4万4140円)がターゲットになりそうだ。4万3000円処で底堅さがみられてくるようだと、戻り待ち狙いのショートは慎重にしておきたい。 NT倍率は先物中心限月で13.85倍と前日比変わらず。一時13.82倍に低下する場面もみられたが、その後の切り返しで75日移動平均線(13.85倍)を突破しており、25日線(13.87倍)を捉えてきた。ただ、25日線に上値を抑えられる形となり、75日線水準での攻防が続いた。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万5946枚、ソシエテジェネラル証券が1万2160枚、サスケハナ・ホンコンが3858枚、ゴールドマン証券が2627枚、日産証券が1920枚、モルガンMUFG証券が1809枚、JPモルガン証券が1736枚、バークレイズ証券が1679枚、野村証券が1261枚、大和証券が948枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万2080枚、ソシエテジェネラル証券が1万7246枚、バークレイズ証券が4576枚、JPモルガン証券が3906枚、ゴールドマン証券が3745枚、モルガンMUFG証券が3075枚、シティグループ証券が2434枚、ビーオブエー証券が1941枚、野村証券が1783枚、サスケハナ・ホンコンが1021枚だった。 株探ニュース
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