ややドル買い優勢、米PCE価格指数待ちとなるなかで=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ややドル買い優勢、米PCE価格指数待ちとなるなかで=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ややドル買い優勢。ドル円は147円を挟んだ揉み合いが続く中で、足元では147.25付近へと小幅に上昇している。ユーロドルは1.16台後半での小幅振幅。ポンドドルは1.35台割れから1.34台半ばまで上値重く推移している。ユーロ円は171円台前半から後半へ買われる一方、ポンドドルは198円台半ばから198円台割れ水準まで軟化している。ロンドン時間に入ってからはユーロ買い・ポンド売りの流れが鮮明になっている。ユーロ買い材料としては、ECBの1年および3年CPI予想がそれぞれ予想を0.1%ポイント上回ったことや、8月ドイツ失業者数が予想外の減少となったことなどがある。また、日本時間午後9時の全国版ドイツ消費者物価指数発表を控えて、各州ごとの数字が前回から上昇していることも支援材料。ポンド関連の経済指標発表はなかったが、英FT指数では銀行株が下落。英シンクタンクが「リーブス財務相に対し、秋の予算編成で、市中銀行がイングランド銀行(中央銀行)から得ている準備預金の金利に課税するよう提言」と報じられたことが影響したもよう。ただ、日本時間午後9時30分に発表される米PCE物価指数の結果を見極めたいとのムードが広がっており、欧州通貨間での局地戦的な値動きにとどまっている。

 ドル円は147円台前半での取引。東京市場では146.77近辺を安値として、147円を挟む取引が続いた。ロンドン時間に入るとやや上値を広げる動きがみられており、足元では147.25付近へ高値を伸ばしてきている。米10年債利回りは4.205%付近から4.22%台後半へと一時上昇した。全般にこの後の米PCE価格指数発表を控えて、小刻みに振幅する展開となっている。

 ユーロドルは1.16台後半での取引。東京午前に1.1680付近から1.1656近辺まで下押しされたあとは、上昇に転じた。ロンドン序盤には高値を1.1690付近に伸ばしている。しかし、買いも続かず足元では1.1660台へと押し戻されている。ユーロ円は東京市場から下に往って来い。171.70付近から東京昼にかけて171.24近辺まで軟化。その後は買いに流れが転じると、ロンドン時間には高値を171.80付近へと伸ばしてきている。対ポンドではユーロ買いに動意付いている。ECBのインフレ予想が上昇、独失業者数が予想外に減少、一連のドイツ各州ごとのCPIの上振れなどが材料視された。

 ポンドドルは1.34台半ばでの取引。この日は上値重く推移している。東京早朝の1.3513近辺を高値に売られており、ロンドン時間には1.35台割れから1.3451近辺まで安値を広げている。ポンド円は東京朝方の198.66近辺を高値に、198.30付近までの間で揉み合ったあと、ロンドン時間には198円半ばから197.95近辺まで下押しされている。ユーロポンドは0.8636から0.8674までのレンジで買われている。全般にポンド売りが優勢になっている。この日は特段の英経済統計は発表されていないが、英FT指数では銀行株が下落。英シンクタンクが市中銀行が受け取っている準備預金金利に課税するよう提言したことが影響したもよう。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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