シカゴコーン市況=期近から大幅続伸、当限の急伸やEU生産高の下方修正で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/09     387.00      398.50      387.00      398.00      +12.50
  2025/12     410.00      420.50      409.75      420.25      +10.25
  2026/03     427.00      438.00      427.00      437.75      +10.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電        350,499        1,443,241 ( - 8,188)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月4日−9月8日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は下回る〜上回る
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年並み〜上回る。
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 コーンは期近から大幅続伸。終値の前営業日比は1.00〜12.50セント高。中
心限月の12月限は10.25セント高の420.25セント。

 結果的に前日の200万トンを超える週間輸出成約高の強気ムードを継続する展開。
前日投機玉が5500枚買い越したことや、この日受渡通知開始日を迎えた9月当限が
通知量ゼロで空売り筋の買い戻しが先行する形で急伸したことで、レーバーデー祝日前
に売り方が買い戻しを優先させて、チャート面からの新規買いも巻き込んで上げ幅が大
きくなった。
 さらには欧州連合が2025/26年度のEUのコーン生産高見通しを大幅に下方修
正したことや、ブラジルの金融機関イタウが設備投資により同国のコーン由来のエタノ
ール生産高が2026/27年度までに現状の50%増となる見通しを発表したことも
好感された。

 12月限は410.0006セントで取引を開始。アジアの時間帯から欧州の時間帯
の時間外取引で411セント辺りでこう着した値動き。米国の時間帯に入ると急伸し
て、後半に420セント台に乗せた。高値は420.50セントまであり、引けでも
420セント台を維持した。

 欧州連合は、2025/26年度のEUのコーン生産高見通しを5760万トンと、
前回の6010万トンから大幅に下方修正した。

 ブラジルの金融機関イタウがリポートで、設備投資により、2026/27年度の同
国のコーン由来のエタノール生産高が121億リットルと、直近の2024/25年度
の82億リットルから50%増になる見通しを発表した。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトの降雨は北部に限られている。他の地域ではおおむね晴天だが、熱波は
緩んで夏作物の生育には適した天気になっている。最近数週間、コーンベルト南部や東
部の一部では、短期的に干ばつが発生していた。
 来週にかけても、米国の東半分の地域では米国の南深部を除くと、低めの気温が続く
だろう。しかし米国西部では熱波が強まる見込みで、ワシントン州東部やアイダホ州北
部を北限として、レーバーデーの週末は最高気温が38℃に達しそうだ。
 6〜10日間予報に関しては、9月3〜7日にかけて、米国の中部や東部では平年を
下回る気温が見込まれる。ただ例外的にフロリダ半島は平年を上回る見込み。一方、雨
量は米国の大半の地域で平年並み〜上回るが、コーンベルト北部では下回る見込み。

 シカゴ小麦は続伸。コーンの急伸に主導されるなか、小麦もこの日受渡通知開始日を
迎えた9月当限が急伸したことに全体が支えられた。またカナダ統計局が発表した今年
の同国産小麦生産高見通しが3550万トンと、前年比1.1%減となったことも支援
材料。

 中心限月の12月限は前日比5.25セント高の534,25セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは、寒冷前線に沿って雲が広がり降雨が残っている。カンザス州やオク
ラホマ州では今週ここまで75〜175ミリのまとまった降雨となり、一部では洪水が
発生している。29日朝には降雨がハイプレーンズまで拡大しているが、それ以東の地
域では降雨はない。前線は南進してテキサス州北部に達しているが、テキサス州の大半
で高めの気温でおおむね降雨はない。
 米国南部では、米ガルフに向けて低めの気温が流入しているが、テキサス州南部やフ
ロリダ州では高温多湿の天気となっている。
今日の材料
・コーンベルトでは北部のみ降雨。最近数週間、一部で短期的に干ばつも見られたが
 他の地域ではおおむね晴天だが、熱波は緩んで夏作物の生育には適した天気。
・米国の東半分は来週にかけても低めの気温だが、米国西部では熱波が強まり、ワシン
 トン州東部やアイダホ州北部を北限として、レーバーデーの週末は最高気温が38℃
 に達する見込み。
・2025/26年度のEUのコーン生産高見通しを5760万トンと、前回6010
 万トンから大幅に下方修正=欧州連合
・ブラジルのコーン由来のエタノール生産高、2026/27年には121億リットル
 と、直近の2024/25年度の82億リットルから50%増になる見通し
 =ブラジルの金融機関イタウ

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