ゴム市況=上海高を受けて総じて反発、ただし上げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                       TSR20
  2025/09      2026/02       2026/08       2025/10       2026/09
 321.0 + 1.0   317.7  + 2.9   317.0   0.0   255.0  0.0     255.0   0.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    上海ゴム1月限     15,850   + 10 (午後3時45分時点)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、地合いを引き締
めた。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが序盤は一段高となったが、中心限月の1月
限が1万6000元超で戻り売りを浴びると、JPXゴムRSS3は伸び悩みを見せ
た。その後も上海ゴムが上値重く推移したことから、地合いを緩めた。TSR20は出
来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比変わらず〜6.9円高、活発限月の2月限は同
2.9円高の317.7円、期先26年8月限は同変わらずの317.0円、総出来高
は617枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同30〜85ポイン
ト高、総出来高は250枚。

【2月限は上げ幅を削る】
 今日のJPXゴムRSS3は、上海高を背景にプラスサイドで取引を終えた。ただ、
上海ゴムが徐々に地合いを緩めたため、序盤に高値を付け、その後は上げ幅を削る限月
が目立った。
 活発限月の2月限は序盤に320.4円まで上昇したが、引けは317.7円となっ
た。日足は上ヒゲがやや長い陽線となっており、上値の重さが意識された。上海ゴムの
中心限月1月限も1万6000元台を維持できずに引けたことで、目先、売り圧力が強
まる可能性がある。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は総じて売りが優勢と
なり、0.4セント安〜0.2セント高で推移している。

 上海ゴムは上げ幅を縮小させている、。中心限月の1月限は、夜間取引では買いが先
行し、前営業日比110元高の1万5950元で取引を終えた。日中取引に入ると、中
盤に1万6135元まで上昇したが、同水準で戻り売りを浴び、1万6000元を割り
込んでいる。

MINKABU PRESSS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。