金・銀市況=金が大幅続伸、現物相場の堅調に続き円下落で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         16,610   +136    16,760  +141  : 3,486.05   - 2.36
銀          183.0   +3.2     190.4   0.0  : 4,067.00    +9.00
プラチナ     6,478   +181     6,205  +127  : 1,407.00   +22.20
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,126.50   + 6.00
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.02   +1.20  ユーロ・ドル相場   1.1702  -0.0030
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【市況】
 金が大幅続伸。ドル建て現物相場の上げ一服を受け、まちまちで始まった後、ドル建
て現物相場の堅調や円安を受けて地合いを引き締め、先限が上場来高値を更新。利食い
売りを吸収し、先限は正午前に130円超の上昇で推移。午後に入ると、円相場が1ド
ル=148円を試すまで下落で上げ幅を拡大した。全限月が一代高値を更新。
 銀は先限が変わらずを除き買い優勢となった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが129〜141円高、ゴールドスポットが124円
高、銀が変わらず〜7.2円高。
 推定出来高は、金が4万3007枚、金ミニが1万1202枚、ゴールドスポットが
1096枚、銀が3枚。
【金先限は上場来高値を2日連続で更新】
 金先限は日中取引で一段高となり、1万6785円まで上値を伸ばした。上場来高値
を2日連続で更新。売り方は損切りの買い戻しを強いられ、買い方は買い増す動きが加
わり、出来高が午前中で3万5000枚超え。例年、9月のニューヨーク金がレイバー
デーの祝日で休場となる、9月第1週目の月・火曜日は閑散商いになることが多いが、
今年は出来高が2日間で10万枚超えとなった。
 米国は3連休中だが、連休前にトランプ米大統領のクックFRB理事の解任による金
融市場の混乱が警戒され、ドル売り圧力が強く、金を安全資産として買う動きが旺盛。
 8月29日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比9.74トン増の977.68
トンを記録。ドルインデックス指数は97ポイント台後半で推移し、過去1年間の最安
値 96.37ポイントに近い数値で低迷。各国中央銀行は米ドル資産の保有、投資率
を引き下げ、金の保有率を引き上げの動きを継続か。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は堅調。きのうの海外市場では、上げ一服。アジア市場は、朝
方の3477.26ドルから、踏み上げの動きとなって上値を伸ばし、午前11時前に
史上最高値3504.32ドルを付けた。高値警戒感もあり、高値を離れたが3490
ドルが支持線となった。午後になり、ドル高で3498ドル台で上げつかえたが、強気
ムードは崩れず。
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