NY原油市況=続落、7日の産油国会合を控えて売り続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     63.82       63.84       62.72       63.48        - 0.49
  2025/11     63.41       63.45       62.32       63.03        - 0.54
  2025/12     63.06       63.09       62.00       62.69        - 0.55
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              804,442             1,969,525    ( - 7,624)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/10     233.07    - 3.02
                            2025/11     232.02    - 2.85
         改質ガソリン       2025/10     200.95    - 0.25
                            2025/11     194.56    - 0.55
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.54〜
0.49ドル安。その他の限月は0.65〜0.55ドル安。
 7日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国の会合を控えて、主要産油国
が追加増産を検討すると伝わったことが引き続き重しとなった。日量166万バレル規
模の自主減産が巻き戻される可能性が意識されている。ただ、ロシアのノバク副首相は
「8カ国は増産を協議していない」、「追加増産はまだ議題となっていない」と述べ
た。
 米ホワイトハウスによると、ウクライナのゼレンスキー大統領のほか、有志連合の欧
州首脳と電話会談したトランプ米大統領は、ハンガリーやスロバキアに対してロシア産
の石油輸入を直ちに停止するよう要求したほか、ロシアとつながりの強い中国対する経
済的圧力の必要性を強調した。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、製油所稼働率は94.3%まで低
下した。夏場の需要期が終了し、原油消費量は減少に向かっている。ただ、ガソリン需
要の4週間移動平均は日量905万バレルまでやや増加し、引き続き底堅かった。
 時間外取引で10月限は下落し、通常取引開始にかけては62.72ドルまで下げ幅
を広げた。ただ、その後は売りが一巡した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油相場に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 +241.5万(4億2071万)
ガソリン −379.5万(2億1854万)
留出油  +168.1万(1億1592万)
(クッシング地区)
原油 +159万(2422万)
*()は在庫総量
今日の材料
・英首相、ウクライナに長距離ミサイルを供給する用意がある
・カザフ・エネルギー相、8月の増産報道を否定
・米原油在庫の市場予想は前週比340万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比62万2000バレル増
・ガソリン在庫は前週比457万7000バレル減
・留出油在庫は同368万7000バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比206万3000バレル増
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