NY原油市況=続落、OPECプラスの増産見通しで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     63.33       63.49       61.45       61.87        - 1.61
  2025/11     62.83       63.05       61.06       61.46        - 1.57
  2025/12     62.49       62.70       60.79       61.18        - 1.51
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              677,379             1,969,465    ( -    60)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/10     228.70    - 4.37
                            2025/11     227.72    - 4.30
         改質ガソリン       2025/10     196.42    - 4.30
                            2025/11     190.31    - 4.25
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.61〜
1.57ドル安。その他の限月は1.00〜1.51ドル安。
 7日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国の会合で増産を検討すると伝
えられたことが圧迫要因になった。また米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間
石油在庫統計で、米原油在庫が予想に反して増加したことも下げ要因になった。
 石油輸出国機構(OPEC)は8月、日量2784万バレルを生産し、7月の改定値
から36万バレル増加した。OPECプラスは、直近の減産を解除する計画を加速させ
ている。また一部の加盟国は以前の過剰生産分を補償するために追加減産を要求されて
おり、理論的には増産の影響は抑えられている。
 米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は414
基と、前週比2基増となった。
 時間外取引で10月限は下落し、通常取引では61.45ドルまで下げ幅を広げた。
ただその後はドル安などを受けて売りが一巡した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油相場に連動した。
今日の材料
・石油輸出国機構(OPEC)は8月、日量2784万バレルを生産し、7月の改定値
から36万バレル増加した。
・8月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は2万2000人増にとどまり、市
場予想の7万5000人増を大幅に下回った。失業率は4.3%と、前月の4.2%か
ら上昇し、約4年ぶりの高水準に達した。
・米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は414
基と、前週比2基増となった。
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