海外サマリー(15日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/12 3,719.0   +32.6  シカゴ大豆  2025/11 1,042.75  - 3.50
NY銀     2025/12 4,296.2   +13.2  シカゴコーン 2025/12   423.25  - 6.75
NYプラ    2025/10 1,417.2   + 5.5  NY原油   2025/10    63.30   +0.61
NYパラ    2025/12 1,224.40  -26.30 ドル・円               147.41   -0.29
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は147円台前半で買い支えられる
 NY為替市場、全体的にドル売りがやや優勢となる中、ドル円は一時147円台前半
に値を落とした。本日の21日線は147.55円付近に来ていたが、基本的にはその
付近での上下動が継続している。100日線と200日線の間でのレンジ取引に変化は
ない。
 市場は今週のFOMCの結果を待っている。先月のジャクソンホールのシンポジウム
でのパウエル議長の発言以降、雇用やインフレの指標を経て、市場はFRBの利下げへ
の期待を高めている。一部で観測されている0.50%ポイントの大幅利下げはないと
見られているようだが、ほぼ利下げを確実視しているようだ。
 短期金融市場でも完全に0.25%ポイントの利下げを織り込んでおり、利下げ再開
自体は既定路線と考えられている。そのような中、市場は今回同時に発表されるFOM
C委員の金利見通し(ドット・プロット)に関心が移っている。
 市場は今回を含めて3回、年内に予定されているすべてのFOMCでの利下げを完全
に織り込む動きが見られている。ドット・プロットが果たして市場の期待に沿った内容
となるか注目される。いずれにしろ、FOMCまでは様子見の雰囲気が広がることも予
想される。
◎NY貴金属=総じて続伸、NY連銀製造業業況指数の低下が支援
 ニューヨーク金、銀は続伸。
 金12月限は続伸。時間外取引は、手じまい売りが出たが、ドル高が一服すると、押
し目を買われた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、ニューヨーク
連銀製造業業況指数の低下を受けて買い優勢となった。
 銀12月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反落。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、押し目を買われ、もみ合いとなった。欧
州時間に入ると、手じまい売りが出て上げ一服となった。日中取引では、ニューヨーク
連銀製造業業況指数の低下や金堅調を受けて押し目を買われた。
 パラジウム12月限は欧州時間の売りが圧迫要因になったが、日中取引ではドル安や
他の貴金属の堅調を受けて下げ一服となった。
◎LME=続伸、高まる米利下げ観測を受けて買い優勢に
 アルミ3カ月物は小幅続伸。2698ドルで堅調で取引を開始。アジア株が総じて堅
調となったうえ、銅も確りで推移したが、前週末に上伸した後の玉整理から値位置を落
とし一時は2680ドルの安値を記録。欧州の時間帯以降は16〜17日に開催される
米公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が意識されて銅が地合いを引き締めるな
か、これに追随してプラスサイドに浮上し、小高く取引を終えた。
 銅3カ月物は大幅続伸。1万0072.50ドルで小高く寄り付いた後、今週開催
される米公開市場委員会(FOMC)での利下げが確実視されるなか米株高となった前
週末の流れを受けてアジア株が総じて堅調となるなか1万0100ドル台まで値を伸ば
した。欧州の時間帯には転売の動きが見られてやや値位置を落としたが、米国の時間帯
を迎えると利下げ観測が再び意識されるなか地合いを引き締めて昨年6月以来の水準と
なる1万0192.50ドルまで浮上し、高値圏を維持したまま引けを迎えた。
◎NY原油=続伸、ウクライナはロシア石油施設への攻撃を継続
 ニューヨーク原油の期近は続伸。
 ウクライナ軍がロシアの石油関連施設へのドローン攻撃を続けていることが相場を支
えた。ウクライナはロシアの主要な輸出港であるプリモルスクやウチスルガや、この輸
出港へつながるポンプ場、キリシ製油所など、ロシア第2の都市サンクト・ペテルブル
グ付近の石油関連施設を立て続けに標的としている。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
◎シカゴ大豆・コーン=反落、12日の上昇に対する修正安場面
 大豆は反落。終値の前営業日比は5.50〜1.00セント安。中心限月の11月限
は3.50セント安の1042.75セント。
 12日の上昇に対する修正安場面。期近11月限は1040セント割れで買い拾わ
れ、下値堅く推移。週間輸出検証高が前週より大幅に増加したことが下支え要因。
 コーンは反落。終値の前営業日比は6.75〜1.00セント安。中心限月の12月
限は6.75セント安の423.25セント。
 大豆と同様に修整安となった。米国産コーンの収穫が始まっていることが警戒され、
安寄りしてプラスサイドに浮上することなく推移。この日の安値圏で低迷して引けた。
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