ゴム午前=総じて買い先行、上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて買い先行。寄り付きでは、上海夜間高を映し、地合いを引き
締めた。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩みを見せたことから、上げ幅を縮
小される限月が見られた。TSR20は出来ず。
 午前11時21分現在のRSS3号は前営業日比1.0円安〜5.1円高。活発限月
の2月限は同2.3円高の318.6円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は
179枚(祝日取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、15ポイント
高、推定出来高(祝日取引を含む)は50枚。

【中国景気は減速】
 15日に中国国家統計局から発表された8月の中国小売売上は、前年同月比3.4%
となり市場予想の3.8%を下回ったうえ、前月の3.7%からも鈍化した。また、同
時に発表された8月の鉱工業生産も市場予想の5.6%上昇を下回る同5.2%上昇と
なったうえ、伸び率も前月n5.7%上昇から低下した。
 中国は依然として不動産不況を背景とした景気の減速に陥っている。1〜8月の不動
産開発投資が前年同期比12.9%減少となっており、中国景気の回復にはまだ時間が
掛かりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は大幅高となり、3.2〜4.7高。TSR
20は総じて小じっかりとした展開となり、0.3セント安〜0.7セント高で推移し
ている。
 上海ゴムは総じて堅調。午前10時50分現在、指標限月の2026年1月限は、前
営業日比95元高の1万5965元で推移している。

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