NY原油市況=続伸、ロシア製油所へドローン攻撃が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     63.31       64.76       62.89       64.52        + 1.22
  2025/11     63.03       64.39       62.62       64.16        + 1.14
  2025/12     62.76       64.03       62.37       63.82        + 1.06
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              512,942             1,939,295    ( - 16,519)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/10     239.35    + 6.24
                            2025/11     238.51    + 6.10
         改質ガソリン       2025/10     204.16    + 2.82
                            2025/11     198.02    + 2.82
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は1.14〜
1.22ドル高。その他の限月は0.71〜1.06ドル高。
 ウクライナ軍がロシアの石油関連施設へのドローン攻撃を続けていることが相場を押
し上げた。ボルガ地方にあるサラトフ製油所が先月に続いて再び攻撃を受けた。ウクラ
イナ軍はロシアの主要な輸出港のほか、製油所など石油関連施設を標的とし、生産や供
給を妨害している。露パイプライン大手のトランスネフチは、生産者からの受け入れを
近々大幅に制限する可能性があると伝わった。ただ、同社はこの報道を否定している。
 国際エネルギー機関(IEA)が世界中の石油・ガス田において、生産減退率が近年
上昇していると発表し、投資不足による生産量の減少リスクを指摘したことは支援要
因。上流部門の投資のうち、80〜90%近くは既存の石油・ガス田の生産量低下を補
うためのものになっており、新たな需要を満たすための投資の割合が限定的であるとい
う。
 時間外取引で10月限は62.89ドルまで軟化したものの、売りは続かず、通常取
引開始にかけては堅調に推移。通常取引が始まると64.76ドルまで上値を伸ばし
た。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
今日の材料
・米国とカタール、防衛協力協定の強化で合意へ=ルビオ米国務長官
・米原油在庫の市場予想は前週比150万バレル減
・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比342万バレル減
・ガソリン在庫は前週比69万1000バレル減
・留出油在庫は同190万6000バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比37万9000バレル減
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