−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,725.1 + 6.1 シカゴ大豆 2025/11 1,049.75 + 7.00 NY銀 2025/12 4,291.7 - 4.5 シカゴコーン 2025/12 429.50 + 6.25 NYプラ 2025/10 1,402.5 -14.7 NY原油 2025/10 64.52 +1.22 NYパラ 2025/12 1,200.50 -23.90 ドル・円 146.45 -0.96 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は146.20円台まで下落 NY為替市場、ドル安が強まりドル円は146.20円台まで下げ幅を広げた。21 日線から下放れる展開を強め、本日の下げで146.15円付近に来ている100日線 に一気に接近。100日線と200日線の間でのレンジ相場を約2カ月間続けてきただ けに、動向が注目される。 引き続き17日のFOMCの結果待ちの状況。市場はFRBの利下げ再開を確実視し ており、一部で観測されている0.50%ポイントの大幅利下げまではないものの、 0.25%の利下げは確実視している。 ただ、市場は利下げ再開は既に織り込んでおり、注目は今回発表されるFOMC委員 の金利見通し(ドット・プロット)に移っている。市場は今回を含めて3回、年内のす べてのFOMCでの利下げを織り込む動きが出ている。あと2回の利下げ予想であれ ば、ドル高の反応との見方も出ている。市場の期待通りであったとしても「噂で売って 事実で買う」展開を予想する向きもおり、いずれにしろ反応は一旦ドル高だという。 ◎NY貴金属=金が続伸、ドル安で押し目を買われる ニューヨーク金は続伸、銀は反落。 金12月限は続伸。時間外取引は、買い一巡後に上げ一服となったが、米連邦準備理 事会(FRB)の利下げ見通しを受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安 を受けて堅調となった。日中取引では、予想以上の米小売売上高を受けて上げ一服とな ったが、ドル安を受けて押し目を買われ、一代高値を更新した。 銀12月限はドル安や金堅調を受けて一代高値を更新したのち、利食い売りが出て上 げ一服となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。 プラチナ10月限は反落。時間外取引では、手じまい売りが出たが、金堅調を受けて 押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安を受けて堅調となった。日中取引では、 序盤の買い一巡後は、予想以上の米小売売上高を受けて売り優勢となった。 パラジウム12月限は予想以上の米小売売上高を受けて戻りを売られた。 ◎LME=アルミは続伸、銅・ニッケルはFOMC前の玉整理から反落 アルミ3カ月物は続伸。2701ドルで堅調で取引を開始した後は銅の軟調な動きに 追随安となって2700ドルを割り込み2691ドルの安値を付けた。欧州の時間帯に かけて買い戻されて2700ドル台を回復したことで更に買い戻され、米国の時間帯に は2710ドル台後半に達した。16〜17日開催の米公開市場委員会(FOMC)を 控えて模様眺め雰囲気が高まるなか2712ドルを下値支持線とする高もちあいで推移 した。 銅3カ月物は反落。1万0168ドルで軟調で寄り付いた直後に1万0177.50 ドルの高値を付けたが、その後はこれまでの上伸後の転売や米公開市場委員会(FOM C)を控えて玉整理基調が強まったため下値を探る動きとなり1万0086ドルの安値 を付けた。その後はアジア株の堅調を受けて買い戻されて1万0140ドル台を回復。 欧州の時間帯以降も転売が見られた後は押し目買いが入って値位置を切り上げる動きを 繰り返し1万0160ドル台後半まで値を伸ばした。しかし、米トランプ政権による自 動車部品への新たな関税賦課の可能性や米株安が重石となり、終盤に売り崩されて軟調 で終えた。 ◎NY原油=続伸、ロシア製油所へのドローン攻撃が続く ニューヨーク原油の期近は続伸。 ウクライナ軍がロシアの石油関連施設へのドローン攻撃を続けていることが相場を押 し上げた。ボルガ地方にあるサラトフ製油所が先月に続いて再び攻撃を受けた。ウクラ イナ軍はロシアの主要な輸出港のほか、製油所など石油関連施設を標的とし、生産や供 給を妨害している。露パイプライン大手のトランスネフチは、生産者からの受け入れを 近々大幅に制限する可能性があると伝わった。ただ、同社はこの報道を否定している。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に反発、FOMC前のドル安傾向などで 大豆は反発。 米公開市場委員会(FOMC)を控えるなかドル安傾向が強まったことが買い支援要 因となった。また、原油の堅調に大豆油が追随高となったことも強気材料視された。 15日の引け後に発表された14日現在の作柄報告で良以上の低下も支援材料。 コーンは反発。 米産地での収穫進行が確認されたが、大豊作見通しを織り込んだ感が強いうえ、米公 開市場委員会(FOMC)を前にドル安傾向が強まったこと、前日の米週間輸出検証高 や大口成約を受けて強気な輸出が意識されたこともあり、買い優勢となった。15日の 引け後に発表された14日現在の作柄報告で良以上の低下も支援材料。 MINKABU PRESS
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