シカゴ大豆市況=反発、ドル安傾向や米産地の作柄引き下げを受け買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,043.00    1,052.50    1,041.75    1,049.75     + 7.00
   2026/01   1,061.75    1,071.75    1,061.00    1,069.25     + 7.50
   2026/03   1,076.50    1,086.75    1,075.50    1,084.25     + 7.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       176,110       169,821        886,459   (-  4,334)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月22日−9月26日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
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 大豆は反発。終値の前営業日比は6.50〜8.25セント高。中心限月の11月限
は7.00セント高の1049.75セント。
 米公開市場委員会(FOMC)を控えるなかドル安傾向が強まったことが買い支援要
因となった。また、原油の堅調に大豆油が追随高となったことも強気材料視された。
15日の引け後に発表された14日現在の作柄報告で良以上の低下も支援材料。

 期近11月限は1043セントで取引を開始した後に1041.75セントまで値を
落とす動きが見られたが、ドル売り傾向を受けて地合いを引き締めて浮上しシカゴの時
間帯には1052.50セントの高値を記録。高値を離れた後も1048セントが下値
支持線として意識される高もみとなり、高値圏を維持したまま引けた。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトではミズーリ州からオハイオ州にかけて土壌水分が不足している地域が
依然として見られるが、夏場のような高温となるなかで夏穀物の成熟が進行。16日の
最高気温はミネソタ州南部以南で32℃に達している。
 今後数日間、米国では暑い日が続くが週末に最高気温が32℃以上に達するのはオハ
イオバレー南部からメキシコ湾岸地域に限られるだろう。一方、プレーンズからミシシ
ッピーバレーにかけては降雨となり、今後5日間の雨量は25〜50ミリが見込まれ
る。
 9月21日〜25日にかけて全国的に気温は平年を上回るが、特にプレーンズ北部お
よび五大湖周辺北部で気温が上昇する可能性が高い。雨量はほとんどの地域では平年を
上回るが、プレーンズ北部および五大湖周辺北部の雨量は平年を下回る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは最高気温がネブラスカ東部でも32℃前後に達するなど、9月半ばと
しては暑い日が続いている。一方、プレーンズ北部では散発的な降雨となり、農作業に
若干の遅れが発生。
 米国南部では、温かくほぼ降雨が発生しないなか夏穀物の収穫および成熟が進行中。
 大豆製品は、大豆の堅調に共に追随高となった。大豆油は原油の堅調も買い支援材料
となった。
 大豆粕12月限は前日比0.40ドル高の286.10ドル。
今日の材料
・米コーンベルトではミズーリ州からオハイオ州にかけて土壌水分が不足している
 地域が依然として見られる。
・今後数日間、プレーンズからミシシッピーバレーにかけては降雨。
・9月21日〜25日にかけてプレーンズ北部および五大湖周辺北部で気温が上昇し
 少雨傾向に。

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