[本日の見通し]石油=堅調、API統計は需要の底堅さを示唆

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年2月限は堅調。夜間取引の高値付近で推移してい
る。

 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比342万
バレル減となった。製油所稼働率は夏場の高水準からピークアウトしているものの、A
PI発表の原油在庫の推移からすると、原油需要は底堅いようだ。ガソリン在庫が前週
比69万1000バレル減となったことも季節的な消費が根強いことを示唆する。た
だ、冬場が本格化する前に定期改修を実施する製油所は多く、稼働率の低下とともに原
油需要は減少するだろう。米国の石油在庫は増加傾向にあり、季節的な需要の弱含みも
相場の圧迫要因だと思われる。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.05ドル高の64.57ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは64.46ドルから64.67ドル。
 原油2月限の予想レンジは6万0400円から6万1400円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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