シカゴ大豆市況=小幅反発、他農産物の堅調に追随高も上値は限られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,010.75    1,015.50    1,005.00    1,012.00     + 1.00
   2026/01   1,030.50    1,035.25    1,024.75    1,031.75     + 1.25
   2026/03   1,047.00    1,051.25    1,041.50    1,047.75     + 0.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       247,092       290,686        926,355   (+  5,292)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月29日−10月3日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
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 大豆は小幅反発。終値の前営業日比は0.50〜3.50セント高。中心限月の11
月限は1.00セント高の1012セント。

 小麦の堅調に加え、コーンがこれに追随高となったことが買い支援要因となった。た
だ、米産地の乾燥が懸念されていた地域で降雨が発生し乾燥懸念が後退したことが重石
となり、上げ幅は限られた。

 期近11月限は1010.75セントで取引を開始した後に値位置を落とし、その後
は米国の時間帯を迎えるまで戻り待ちの売りに上値を抑制される低迷となり、この中で
1005セントの安値を付けた。米国の時間帯には1015.50セントまで急伸し、
高値で転売が入った後も1010セントが下値支持線として意識される底堅さを見せ、
プラスサイドを維持したまま終了。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは北部では降雨は発生していないが、南部では散発的な降雨が発生。
 今週後半は東部でまとまった雨量を伴う降雨が見込まれ、オハイオ州及びミシシッピ
ーバレー中部での雨量は25〜75ミリに達すると見られる。なお、中西部北部では降
雨は発生しないもよう。
 9月28〜10月2日にかけて気温は全国的に平年を上回るが、プレーンズ、中西部
の多くの地域では平年以下〜平年並にとどまる見込み。一方の雨量もプレーンズ及び中
西部では平年以下〜平年並となるだろう。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズではカンザス州およびネブラスカ州でまとまった雨量を伴う降雨が発生。
この雨により農作業には遅れが発生しているが、発芽期を迎えている冬小麦にとっては
慈雨となっている。
 米国南部では、メキシコ湾岸西部および大西洋沿岸南部では最高気温が34℃に達す
るなど夏を思わせる暑さとなる一方、南央部では秋に作付された穀物にとっての慈雨が
発生。
 大豆製品は、大豆油は大豆と原油の堅調に追随高となった。大豆粕は大豆油買いの
大豆粕売りのスプレッドに絡んだ動きから値を落とした。
 大豆粕12月限は前日比2.80ドル安の277.30ドル。
今日の材料
・米コーンベルトでは北部では降雨は発生していないが、南部では散発的な降雨が
 発生。
・今週後半はオハイオ州及びミシシッピーバレー中部で25〜75ミリの雨量を伴う
 降雨発生へ。
・今週いっぱい中西部北部では降雨は発生しない見込み。

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