ゴム市況=上海高を背景に堅調、9月限は高納会

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                   RSS3                        TSR20
    2025/09     2026/02       2026/08        2025/10       2026/09
 315.0 + 7.5 納会  311.4  + 2.0   315.0  + 5.0   256.0  + 2.0   256.0  + 2.0
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    上海ゴム1月限     15,590 + 20 (午後3時45分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、堅調。序盤は上海夜間が小幅高となったものの、これに対する反応
は薄く、祝日取引の上げ幅を縮小させる限月が目立った。だが、中盤に入ると、日中取
引の上海ゴムがしっかりと推移したことから、買いがやや優勢となった。終盤は手掛り
材料難の中、小じっかりとした展開になった。TSR20は出来ず。
 なお、2025年9月限は、前営業日比7.5円高の315.0円で納会となった。

 大引けのRSS3号(納会限月を除く)は前営業日比変わらず〜5.0円高、活発限
月の2月限は同2.0円高の311.4円、期先26年8月限は同5.0円高の31
5.0円、総出来高は436枚、TSR20は全限が同2.0円高。上海天然ゴム先物
は、85ポイント安〜30ポイント高、総出来高は64枚。

【産地相場は安値圏で推移】
 タイオファーの安値圏での推移している。タイオファーは9日に69バーツを割り込
み、その後も地合いを緩めると、19日にはタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソン
クラ渡しのオファー価格が、67.15バーツと昨年7月以来の安値が提示された。
 23日時点では、前営業日比0.74バーツ高の67.89バーツとなっているが、
依然として安値圏で推移している。上海ゴムが下げ渋りを見せていることから、産地相
場も下げ一服となっている可能性がある。ただ、需給関係をみると、今後、産地供給が
増加することが見込まれ、需給は緩みそうだ。産地相場は、一段安となる可能性があり
そうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は買いが優勢となり、0.9〜3.0セント
高。TSR20は午前中から買いがやや先行し、午後になると上げ幅を拡大し、0.9
〜1.7セント高で推移している。

 上海ゴムは続落。中心限月の1月限は、夜間取引ではやや買いが先行し、前営業日比
35元高の1万5605元で取引を終えた。日中取引に入ると、夜間取引の引けと同値
圏でのもみ合いとなった。

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