シカゴ大豆市況=反落、四半期在庫報告前の玉整理と需要不安から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,011.25    1,020.25    1,005.75    1,009.00     - 3.00
   2026/01   1,031.25    1,039.75    1,025.50    1,028.50     - 3.25
   2026/03   1,047.75    1,055.50    1,041.75    1,044.75     - 3.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       231,434       247,092        925,006   (-  1,349)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月30日〜10月4日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
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 大豆は軒並み反落。終値の前営業日比は3.25〜0.50セント安。中心限月の
11月限は3.00セント安の1009セント。
 今月30日に四半期在庫報告の発表を控えて玉整理基調が強まるなか売り優勢となっ
た。他穀物の軟調な足取りに加え、依然として中国向けの大豆需要の増加が見られない
ことも上値を抑制する要因になった。

 期近11月限は1011.25セントで取引を開始した後は1012セントを上値抵
抗線として意識する低迷となった。欧州の時間帯終盤に1005.75セントの安値を
付けた後に急浮上して1020.25セントの高値を付けたが騰勢は続かずすぐに軟
化。終盤は1010セントを前後するもちあいとなり、マイナスサイドで引けを迎え
た。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは8月後半以降、乾燥状態が続いていた南部で降雨。この雨はコー
ン・大豆には遅すぎる雨となったが作付け期を迎えている冬小麦には慈雨となってい
る。
 今後は南部および東部にかけて降雨が発生し、多くの地域で土壌水分が回復するだろ
う。今後5日間のプレーンズや中西部を含んだ米東部の雨量は25〜75ミリが見込ま
れる。
 また、9月29日〜10月3日にかけて気温は全国的に平年並〜平年を上回るだろ
う。一方の雨量も全国的には平年並〜平年を上回るが、プレーンズ南東部から五大湖
周辺にかけての地域では平年以下〜平年並にとどまる見通し。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは北部では暖かななか降雨は発生しておらず、冬小麦の作付を含めた農
作業が進行。カンザス州以南では降雨により農作業のペースが鈍化。
 米国南部では、テキサス州南部から大西洋沿岸南部にかけて熱波が広がる一方、南央
部からテネシーバレー南部にかけては散発的な降雨が発生。
 大豆製品は、共に大豆の軟調に追随。大豆油は原油市場が堅調となったため下げ幅は
限られた。
 大豆粕12月限は前日比1.20ドル安の276.10ドル。
今日の材料
・米コーンベルトでは8月後半以降、乾燥状態が続いていた南部で降雨。
・今後5日間のプレーンズや中西部を含んだ米東部の雨量は25〜75ミリに。
・9月29日〜10月3日にかけてプレーンズ南東部から五大湖周辺にかけての地域
 での雨量は平年以下〜平年並にとどまる見込み。

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