ゴム午前=総じて続落、需給緩和観測を背景とした弱地合いを継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続落。寄り付きでは、上海ゴムが休場のため手掛り材料難の
中、方向感なく推移した。だが、その後は徐々に売りが優勢となり、活発限月の3月限
は一時297.3円まで下落した。TSR20は出来ず。上海天然ゴム先物も出来ず。
 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比3.3円安〜0.5円高。活発限月
の3月限は同1.8円安の298.2円、期先26年9月限は出来ず、推定出来高は1
25枚(夜間取引含む)。

【活発限月の3月限が295円を目指す】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、最近の弱地合いを継続し、総じて売りが先行して
いる。一時297.3円まで売り込まれた。その後の戻り場面でも300円台を回復出
来ずにいる。
 3月限は、9月18日の取引で7月末から続いた315〜325円前後でのレンジ相
場から下放れると、下値を模索する展開が続いている。現在、期近10月限と6番限に
あたる3月限はほぼ同ザヤとなっている。期近10月限は、9月29日から昨日までの
3営業日で10.5円もの下落となっており、今回の下落局面が投機的な動きだけでな
く、需給関係に絡んだ動きであることが伺える。
 産地価格もジリジリと水準を引き下げており、需給緩和観測を背景とした産地安が続
くようなら、JPXゴムRSS3も一段安となりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は方向感なく推移し、
0.1セント安〜0.1セント高で推移している。
 上海ゴムは国慶節のため、休場。取引再開は、10月9日の予定。

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