国内市場は買い優勢か。2026年3月限で100〜300円高程度を想定する。ニ ューヨーク原油が小幅に続伸したほか、週明けからの円安・ドル高基調が国内市場を支 えそうだ。円相場は1ドル=151円後半で推移。 ニューヨーク原油は週明けから戻り歩調を維持している。石油輸出国機構(OPE C)プラスの主要産油国が11月の増産幅を10月と同水準に維持したことが背景だ が、供給過剰懸念は根強い。生産枠には届いていないものの、主要産油国は4月から増 産を続けており、供給は増え続けている。来月の産油国会合では増産ペースの加速が再 び警戒される可能性が高く、相場は重いままだろう。 ただ、相場の低迷を中国は備蓄の好機と捉えており、来年にかけても原油備蓄を拡大 させるようだ。備蓄は需要とは呼べず、一時的に相場を支える要因でしかないが、OP ECプラスの増産継続でトレンドが生まれそうな雰囲気でもない。レンジ相場が続きそ うだ。 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.39ドル高の62.12ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは62.05〜62.20ドル。 <今日の予定> ◆ ニュージーランド ◆ 【経済】10:00 政策金利公表(NZ準備銀行) ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2025年8月(財務省) 【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2025年9月(財務省) 【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2025年9月(内閣府) 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ 中国 ◆ 【休日】--:-- 国慶節 ◆ ドイツ ◆ 【経済】15:00 鉱工業生産指数 2025年8月(経済技術省) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】10/9 03:00 FOMC議事録公表 9月16-17日(FRB) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) ※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。 MINKABU PRESS
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