シカゴ大豆市況=続伸、国慶節明けで中国からの需要増期待が高まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,021.25    1,030.00    1,020.00    1,029.50     + 7.50
   2026/01   1,038.00    1,045.00    1,036.75    1,044.25     + 5.25
   2026/03   1,052.00    1,058.50    1,051.00    1,057.25     + 4.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       371,362       284,014        943,056   (+ 1,312)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月14日−10月18日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は続伸。終値の前営業日比は2.75〜7.50セント高。中心限月の11月限
は7.50セント高の1029.50セント。

 引き続き10月末頃と予想される米中首脳会談での大豆貿易に関する話し合いが買い
支援材料となるなか、国慶節の休日を8日で終える中国からの米国産大豆需要の増加が
期待されて買い優勢で運ばれた。

 期近11月限は1021.25セントで取引を開始した後、1023セントを上値抵
抗線とする小動きとなり、この中で1020セントの安値を付けた。欧州の時間帯を迎
えると地合いを引き締めて1020セント台半ばまで浮上し、米国の時間帯も堅調地合
いを維持。終盤は1027セントを下値支持線として高下し、この中で1030セント
の高値を付けたうえ、高値圏を維持したまま引けを迎えた。

*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトでは引き続き暖かななか散発的な降雨が発生。この雨は10日まで続く
見込みだが、11〜12日は降雨は発生しないだろう。
 10月13〜10月16日にかけて中西部の気温は平年を上回り、17日には平年並
が見込まれる。この間は散発的な降雨が続く見通し。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。

 プレーンズでは気温は平年以下〜平年並。プレーンズ中部で降雨が発生。この週末は
プレーンズ全域で散発的な降雨が見込まれる。気温はプレーンズ中部では平年並〜平年
を上回るが、北部では平年以下まで低下。引き続き冬小麦の作付けおよび生育には適度
な土壌水分を維持。
 大豆製品は、大豆粕、大豆油は共に大豆の堅調に追随高となった。大豆油は原油の堅
調も買い支援要因となった。
 大豆粕12月限は前日比1.90ドル高の270.80ドル。
今日の材料
・米コーンベルトでは暖かななか散発的な降雨が発生。
・今週中西部では10日まで散発的な降雨が見られるだろう。
・プレーンズでは雨がちな天気となり、冬小麦の発芽・生育に適度な土壌水分を維持。

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