アジア株 大型連休明け上海株は上昇スタート、10年ぶりに3900ポイント回復 ハイテクに買い 東京時間11:17現在 香港ハンセン指数 26751.70(-77.76 -0.29%) 中国上海総合指数 3907.87(+25.60 +0.65%) 台湾加権指数 27438.28(+374.60 +1.38%) 韓国総合株価指数 3549.21(休場) 豪ASX200指数 8966.20(+18.58 +0.21%) アジア株はまちまち。 香港株は小幅続落。中国連休中の低調な個人消費を受けアパレルや百貨店、航空など旅行や消費者サービス関連が下落している。ハイテクや医療品も軒並み下落。 恒生銀行は26%急騰、筆頭株主HSBCが非公開化する計画を発表した。1株当たり155香港ドルで買い入れる、直近終値に対して約30%のプレミアムとなる。 大型連休明け上海株は上昇スタート、約10年ぶりに3900ポイント台を回復。中国政府によるAI推進が引き続き材料視されておりハイテク関連が大幅上昇している。休み中にNY金が連日史上最高値を更新したことを好感して金鉱など素材関連も総じて上昇。一方、生活必需品やホテル、レジャー、レストラン、アパレル、贅沢品など消費者サービス関連は大幅安となっている。 中国商務省発表の連休初日からの4日間の小売・飲食の売上高は3.3%増と5月連休の伸びの半分にとどまった。旅客数は前年同期比6.2%増も5月連休中の8%増から減速、さらに映画興行収入は7日間で前年同期比17%減だった。 中国政府のAI推進や米中関係改善を受け投資家心理は改善しているものの、消費者の支出増加には結びついていないようだ。株投資している富裕層がより豊かになっている一方、消費者は節約志向を強めている。中国の若者の失業率は8月に過去最高18.9%を記録、景気低迷で就職先が見つからず先行きに対する懸念が一段と高まっている。結果として連休中の消費活動は正常に戻ったものの、盛り上がりには欠ける内容だった。
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