[今夜の視点]海外原油=上げ一服か、第1段階のガザ停戦合意で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.01ドル安の62.54ドルで
推移。本日これまでのレンジは61.78〜62.64ドル。
 今晩の海外原油は上げ一服か。イスラム組織ハマスとイスラエルが停戦の第1段階で
合意し、中東情勢の緊迫感が後退している。イスラエル軍は段階的な撤退を開始する見
通しであるほか、ハマスは生存している人質を全て数日以内に解放する。第2、第3段
階目の合意を目指して今後も協議が続き、恒久的な停戦への道のりは長そうだが、本日
は売りに押される可能性が高い。
 ただ、パレスチナ問題はテーマとなっておらず、中東の供給見通しにはほとんど関与
していない。ガザ地区を巡るリスクが相場を織り込んでいたとも思えず、流れを作るよ
うな手がかりではなさそうだ。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2025年8月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 貿易収支 2025年8月(連邦統計庁)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2025年8月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 卸売在庫 2025年8月確報値(商務省)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【農産】10/10 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】10/10 01:00 農産物生産高(USDA)
※米政府機関閉鎖により、民間以外の米経済指標は発表が見送られる見通し。
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