ゴム市況＝軒並み高、ただし強地合いを継続も高値からは離れる

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
                　　ＲＳＳ３　　　   　                ＴＳＲ２０
 　2025/10 　　   2026/03　      2026/09         2025/11    　  2026/10
　311.0  + 8.2 　312.0  + 2.0   313.0　+ 4.0    255.0   0.0    255.0   0.0
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 　　　  上海ゴム１月限　　　　　15,305　-　20　（午後3時45分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号、軒並み高。序盤は上海夜間高を好感し、買いが先行した。また、ド
ル・円が序盤に１ドル＝１５３円台前半の円安に振れたことも支援材料になった。中盤
に入ると、日中取引の上海ゴムは軟化したものの、これに対する反応は鈍く、最近の強
地合いを継続し、しっかりとして展開となった。ただ、終盤は上げ幅を削る限月が目立
った。ＴＳＲ２０は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は前営業日比２．０〜８．２円高、活発限月の３月限は同２．０
円高の３１２．０円、期先２６年９月限は同４．０円高の３１３．０円、総出来高は
４７８枚、ＴＳＲ２０は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、１７０〜４５ポイン
ト安、総出来高は８７枚。

【上海ゴムは買い続かず】
　昨日の上海ゴムは大幅高となり、夜間取引でも地合いを引き締めたが、日中取引に入
ると、買いは続かなかった。活発限月の３月限は、前日の取引で１万５４４５元、夜間
取引では１万５４８０元まで上昇したが、いずれも節目の１万５５００元の手前で切り
返された。
　テクニカル的には、上ヒゲの長い日足が２日連続で出現しており、来週は売り圧力が
強まる可能性がありそうだ。ＪＰＸゴムＲＳＳ３は、独歩高となっているが、ゴム独の
ファンダメンタルズからの支援材料はない。円安が一服すれば、反落の可能性もありそ
うだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は、午前中は売りが優勢
となった。午後になると、やや下げ幅を縮小し、１．３〜０．９セント安で推移してい
る。

　上海ゴムは総じて反落。中心限月の１月限は、夜間取引では買いが先行し、前営業日
比１１０元高の１万５４３５元で取引を終えた。だが、日中取引に入ると、売りが先行
し、マイナスサイドに沈んだ。

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