アジア株 総じて下落 米中貿易戦争を再び警戒

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
東京時間17:45現在
香港ハンセン指数   25889.48(-400.84 -1.52%)
中国上海総合指数  3889.50(-7.53 -0.19%)
台湾加権指数     26923.42(-378.50 -1.39%)
韓国総合株価指数  3584.55(-26.05 -0.72%)
豪ASX200指数    8882.80(-75.54 -0.84%)
インドSENSEX30種  82186.69(-314.13 -0.38%)

 13日のアジア株は総じて下落。先週末の中国のレアアース規制強化とトランプ米大統領の100%関税示唆を受けて米国株が大幅安となった影響を受けた週明け取引になっている。ただ、トランプ氏が態度を軟化させており、いわゆるTACO取引の面もあって、上海株は下げ幅を縮小した。
   
 上海総合指数は続落。重慶千里科技、賽力斯集団、長城汽車など自動車関連株が売られている。医薬株も安く、薬明康徳、浙江華海薬業、などが値を下げた。不動産株は新城控股集団、金地集団などが軟調。消費関連、インフラ、エネルギー、公益、保険・証券株も売られている。一方、銀行株の上海浦東発展銀行、南京銀行、上海銀行、中国農業銀行は堅調で、半導体株と産金・レアアース株も買われている。

 香港ハンセン指数は大幅続落。スマホなどのシャオミ、j金融サービスの香港取引所、大手ネットサービスのテンセントと生活総合プラットフォームのメイトゥアン、EC事業のアリババも軟調だった。その他に新薬研究の無錫薬明、カジノ大手サンズチャイナ、光学機器のサニーオプティカルも下落。動画関連の快手、PCメーカーのレノボ、ECや物流の京東なども安かった。一方、半導体のSMIC、ソフトウェア開発のキングソフトなどが買われている。
   
 豪ASX200指数は続落。米中貿易摩擦への警戒感を受けて、サイントマインダー、ワイズテック・グルーバルなどIT関連株が下落。大手銀行のウェストパック銀行、金融サービスのHUB24など金融関連も安い。ヘルスケア機器のプロ・メディカスの下げも目立った。一方、金相場上昇や中国レアアース規制の影響を受けて、レジス・リソーシズ、カタリスト・メタルズなど鉱物探査会社が買われた。

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