金・銀市況=金が急反発、午後は一段高後に上げ幅を縮小も堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,039   +545    20,373  +619  : 4,101.62  +128.16
銀          233.0    0.0     246.5 +14.2  : 5,096.00  +103.00
プラチナ     8,002   +164     7,781  +246  : 1,644.00  + 42.79
パラジウム   7,400   +400     7,400  +400  : 1,451.97  + 60.90
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.88   -0.82  ユーロ・ドル相場   1.1566  0.0000
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【市況】
 金は急反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、踏み上げの動
きとなって上場来高値を更新。午前中、大幅高を維持し、先限は正午前に840円近い
上げ幅を維持して推移。午後に入り、一段高となったが、後半から終盤にかけて上げ幅
を縮小も堅調に推移し、600円超の上昇で引けた。全限月が一代高値を更新。
 銀もニューヨーク高を受けて期先3本が買い優勢。期近は出来ず。帳入値は変わらず
〜4.0円高。2番限以降が一代高値を更新。
 前営業日比は、金標準、金ミニが512〜670円高、ゴールドスポットが492円
高、銀が変わらず〜14.2円高。
 推定出来高は、金が14万8953枚、金ミニが5万4972枚、ゴールドスポット
が3520枚、銀が35枚。
【金は円高と現物相場の急落で上げ幅縮小も強地合いは緩まず】
 金先限は夜間取引で2万0347円まで上昇。夜間取引の終盤に2万0248円まで
上げ幅を縮小したが、日中取引で、再度、上げ幅を拡大し、2万0717円まで上値を
伸ばした。1ドル=151円台後半まで円が反発したこと、ドル建て現物相場の急落で
上げ幅を縮小したが、強地合いは緩まず。
 祝日取引を含んでいるが、出来高が14万枚台(標準)まで増える大商い。JPX金
の総取組高(標準)は今月6日現在、5万6096枚だったが、10日現在、10万
1825枚まで急増。短期間で倍近い増加。今日も新規売買資金が流入しているとみら
れる。反面、利食い売りと損切りの買い戻しも増えたもよう。日経平均株価が4ケタ安
となり、現物市場、東証に上場している金ETFを含めて金を安全資産として買い求め
る動きは旺盛とみられる。米中の貿易戦争の再燃不安に加え、米企業の企業業績の発表
が本格化する。米企業業績が予想より弱い数字となり、ドル安となれば、金市場にはさ
らに資金が加速しやすくなる。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、乱高下。きのうの海外市場では、米中の貿易摩擦に対する
懸念を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の4115.90ドルから、踏
み上げの動きとなった。午後に入り、一段高となり、4178.71ドルをつけ、さら
に史上最高値を更新した。しかし午後2時半過ぎから売りを浴び4092ドル台まで急
落する波乱の展開。
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