シカゴコーン市況=期近の主要限月が小反発、玉整理基調のなか買い戻される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12    410.75      413.50      409.25      413.00      + 2.25
  2026/03    427.25      430.00      425.50      429.25      + 2.00
  2026/05    436.50      438.75      435.00      438.00      + 1.50

   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       382,482      298,094       1,655,271 (+ 15,704)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月20日−10月24日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
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 コーンは期近の主要限月が小反発。終値の前営業日比は1.50セント安〜2.25
セント高。中心限月の12月限は2.25セント高の413セント。
 米政府機関の一部閉鎖の影響により独自の材料に乏しく続落となった前日までの流れ
を引き継ぎ軟化する場面も見られたが、玉整理基調が広がるなか買い戻されてプラスサ
イドに浮上した。

 12月限は410.75セントで取引を開始した後は暫く410〜411.50セン
トの限られたレンジ内で高下。米国の時間帯にかけて409.25セントの安値まで下
落したがその後に切り返して413セント台まで浮上。終盤は411セントを下値支持
線とする高もみとなり、引け際に413.50セントの高値を付けた後、この日の高値
に近い水準で終えた。
*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 コーンベルトでは北西部を中心に寒冷前線が停滞するため北西部では雨がちな天気が
続く見込み。この週末にはこの寒冷前線は東に向けて移動していくが、これに伴いコー
ンベルト東部でも週後半に降雨となる可能性がある。北西部以外では収穫作業が進行す
る見込み。
 6〜10日間予報に関しては19日には中西部の東側で散発的な降雨となり、20日
には降雨は発生ないものの、21〜23日にかけて雨がちな天気が見込まれる。この間
の気温は平年並〜平年を上回るだろう。
 シカゴ小麦は反発。米産地で降雨が続き、生育環境が改善していることが弱材料視さ
れて一代の安値を更新する場面が見られたが、売り警戒感が強まるなか買い戻す動きが
広がってプラス圏に転じた。12月限は前日高値と同値まで浮上した後、高値圏を維持
して終了。終値ベースで500セント台を回復した。
 シカゴ小麦12月限は3.50セント高の500.25セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 プレーンズでは北部では散発的な降雨が発生。この雨は寒冷前線の停滞により17日
まで続く見通しで、収穫おおび作付けなどの作業のペースは鈍化が見込まれる。また、
気温が低下し、降霜や凍結が発生する可能性もある。
 一方のプレーンズ南部では寒冷前線が停滞しており、これに伴い雨がちな天気が続く
見通しとなっている。一部では降雨が農作業のペース鈍化を招くが、農作業のペースを
維持する地域もある模様。土壌水分は冬小麦が生育するには十分だが、この雨により
更に土壌水分が確保されるだろう。
今日の材料
・米コーンベルトでは北西部では雨がちな天気が続く見込み。
・コーンベルトでは北西部以外では収穫作業が進行するだろう。
・プレーンズ北部および南部では寒冷前線の停滞により雨がちな天気に。
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