NYプラチナ市況=プラチナが大幅続伸、パラジウムは上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1697.0     1770.0      1669.7      1755.1    + 67.2
         (26/ 4)  1715.0    1785.6      1688.6      1771.4    + 66.4
 パラジウム  (25/12)  1602.00    1695.00     1567.50     1679.30   + 89.40
         (26/ 3)  1614.50    1703.50     1582.00     1692.70   + 89.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          45,573         30,648        87,546       (-  1,096)
 パラジウム         11,380          8,583        21,639       (-     34)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          45,952.24  - 301.07
     前日  151.06/08   1.1646/48   ・ナスダック         22,562.54  - 107.54
     本日  150.43/45   1.1687/89   ・10年米国債利回り      3.98  -   0.06
・NY原油  (25/11)   57.46 - 0.81  ・SPDR保有金残高  1,022.60  +   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが大幅続伸、パラジウムは上昇。前日比はプ
ラチナが65.1〜69.5ドル高、中心限月の1月限が67.2ドル高、パラジウム
は85.90〜89.70ドル高、中心限月の12月限は89.40ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通
しや金堅調を受けて買い優勢となったが、ドル安一服を受けて上げ一服となった。欧州
時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて一代高値を
更新した。
 パラジウム12月限は、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて一代高値を更新した。
 プラチナ1月限は時間外取引を1669.7〜1710.9ドルのレンジで推移し、
前日比17.3ドル高の1705.2ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅調を受けて買い優勢となったが、ドル安一
服を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。戻り高値を突破すると、
テクニカル要因の買いが入り、一代高値1770.0ドルを付けた。
 米中の貿易摩擦に対する懸念や米政府機関閉鎖、米連邦準備理事会(FRB)の利下
げ見通しを受けて金が安全資産として買われ、プラチナもつれ高となった。また公式の
米小売売上高の発表が延期されるなか、クレジットカード利用データなど民間指標は個
人消費が活発な今夏を経て、9月に勢いがやや鈍化したことを示唆した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1567.50〜1619.00ドルのレンジ
で推移し、前日比26.60ドル高の1616.50ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となったが、ドル安一服を受けて上げ一
服となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。戻り高値を突
破し、一代高値1695.00ドルを付けた。
 15日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの68万1359
オンス、パラジウムは変わらずの18万7100オンス。
今日の材料
・米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、雇用情勢を示す指標がまちまちとな
っていることを踏まえ、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを支持
すると述べた。
・10月のフィラデルフィア地区連銀製造業業況指数はマイナス12.8と、前月の
23.2から予想外に悪化した。原材料や製品の支払価格および受取価格の上昇を報告
する製造業者が増加しており、インフレ高進の可能性を示唆した。市場予想は8.5。
・10月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は37となった。前月から
5ポイント上昇し、4月以来、6カ月ぶりの高水準となった。市場予想は33だった。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコッハー・オーストリア中銀総裁は、EC
Bはインフレ率が目標の2%近辺で推移している場合は金利を安定的に維持し、目標か
らの小幅な乖離(かいり)があっても政策を過度に調整すべきでないとの考えを示し
た。
・カナダのカーニー首相は、米国が一部のカナダ産品に課した関税について、重要分野
を巡り米国と緊密な協議を続けていると述べ、対話を重視する姿勢を示した。
・トランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領とハンガリーの首都ブダペストで会談
し、ウクライナの紛争終結について協議すると述べた。
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