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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/11 57.37 58.28 56.99 57.82 + 0.30
2025/12 56.95 58.08 56.35 57.24 + 0.22
2026/01 56.88 57.95 56.33 57.16 + 0.17
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 708,031 1,997,610 ( - 29,091)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/11 220.58 + 1.37
2025/12 218.49 + 1.28
改質ガソリン 2025/11 182.53 - 0.49
2025/12 177.18 - 0.35
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は0.22〜
0.30ドル高。その他の限月は0.12ドル安〜0.17ドル高。
米政府が戦略石油備蓄(SPR)向けに100万バレル購入すると報道されたことが
相場を支える場面はあったが、供給過剰見通しや米中貿易戦争の激化による景気悪化が
警戒されるなかで上値は重かった。トランプ米大統領はバイデン前政権の大規模放出に
よって減少したSPRを上限まで回復させる方針であるものの、今のところ積極的な補
充を見送っている。報道された100万バレルの補充は規模としてはごくわずか。
先週、トランプ米大統領が「プーチン大統領と2週間以内にも会談することになるだ
ろう」と語ったが、米ホワイトハウス当局者は「近い将来に会う予定はない」と明らか
にした。英テレグラフや英ガーディアン、日経新聞などが報道している。ただ、匿名の
ホワイトハウスの高官の発言であり、真偽は不明。トランプ米大統領は米ロ首脳会談が
キャンセルされたかどうか問われると、「無駄な会談をしたくない」、「まだ決定して
いない」と述べた。
カリブ海で熱帯性暴風雨「メリッサ」が発生した。米国立ハリケーンセンター(NH
C)によると、移動速度は遅く、カリブ海で迷走気味に推移した後、ハリケーンへ発達
する見通し。
時間外取引で12月限は57.77ドルまで強含んだが、通常通り開始後に売りが強
まると58.08ドルまで軟化。ただ、買いが持ち直すと58.08ドルまで上振れ
し、プラス圏を維持して引けた。
改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルの期近は続伸。留出油の供給不足が
警戒されるなかでヒーティングオイルとガソリンの推移は対照的。
今日の材料
・即時停戦はウクライナのほとんどの地域がナチスの支配下に残ることを意味=ラブロ
フ外相
・ロシアはアラスカサミットで設定された方向に進む準備ができている=同上
・ルビオ米国務長官との電話会談で、現在の状況と米ロ首脳会談の準備について議論し
た=同上
・ウクライナ紛争の根本原因に対処せず即時停戦を求めることは、米ロ首脳がアラスカ
で合意した内容に反する=同上
・プーチン大統領の飛行機の安全に関するポーランドの脅迫は、ポーランド人がテロ攻
撃を犯す準備ができていることを示している=同上
・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比298万バレル減
・ガソリン在庫は前週比23万6000バレル減
・留出油在庫は同97万4000バレル減
MINKABU PRESS
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