ゴム午前＝総じて軟調、３月限はレンジ相場を形成か

【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間は堅調に推移したものの、こ
れに対する反応は薄く、戻り売りを浴びる格好となった。中盤に入っても、売り物がち
の展開となっている。ＴＳＲ２０は出来ず。
　午前１１時４９分現在のＲＳＳ３号は前営業日比３．２円安〜１．８円高。活発限月
の３月限は同２．５円安の３０６．０円、期先２６年９月限は出来ず、推定出来高は
３１０枚（夜間取引含む）。上海天然ゴム先物は、１月限のみ約定し、同３０ポイント
安、推定出来高は８枚（夜間取引を含む）。

【活発限月の３月限は３００〜３１０円のレンジ相場か】
　今日午前のＪＰＸゴムＲＳＳ３は、上海高に関わらず、総じて軟調な展開となってい
る。活発限月の３月限は、寄り付きでは３１０円超で取引されたが、すぐに戻りを叩か
れ、中盤には３０５円台まで下落している。３１０円超では、戻り売り意欲が強いそう
だ。
　その一方、２０日の値動きをみると、３００円接近では買い拾われている。ファンダ
メンタルズをみると、需給緩和観測が広がっているが、材料的には新鮮味はない。現
状、突っ込んで売るような状況ではない。このため目先、３００〜３１０円前後でのレ
ンジ相場を形成する可能性がありそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は売りがやや優勢とな
り、１．０〜０．３セント安で推移している。
　上海ゴムは総じて堅調。午前１１時００分現在、指標限月の２０２６年１月限は、
前営業日比１２０元高の１万５１２０元で推移している。

MINKABU PRESS

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