●短期見通し金、値固めに向けて過熱感の解消を進める=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 高インフレ環境における米利下げ開始で堅調地合が続きやすい。24日の消費者物価
指数がイベントリスクになるが、実質金利の低下が進む見通し。米露、米中など国際情
勢の不安定化などの影響もあり、「通貨切り下げトレード」が始まっており、上昇基調
は維持される。ただし、10月中旬以降は過熱感の高まりに加えて、米中関係の改善期
待が、持高調整を誘い始めている。政府機関の閉鎖解消も、時間的に警戒される状況に
ある。目先、安全資産の短期投資ニーズが一服する可能性があり、過熱感緩和の持高調
整を消化する局面になるが、4000ドル水準では下値を支えられる見通し。金上場投
資信託(ETF)売りが本格化しなければ、調整局面での物色妙味は維持される。過熱
状態を通常の上昇トレンドに転換していくプロセスになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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