東京株式(大引け)=658円高と3日ぶり反発、ハイテク株高で最高値に迫る

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 24日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発。前日の米株高を受け半導体関連などハイテク株に買いが流入し最高値に迫る動きとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比658円04銭高の4万9299円65銭。プライム市場の売買高概算は21億1270万株。売買代金概算は5兆3263億円となった。値上がり銘柄数は677と全体の約41%、値下がり銘柄数は880、変わらずは58銘柄だった。

 前日のNYダウは144ドル高と反発し、ハイテク株などが買われ、ナスダック指数も上昇した。30日に米中首脳会談が行われる見通しとなったほか、インテル<INTC>が米国時間の23日夕に発表した決算内容が好感され、時間外取引で急伸した。これを受けて、日経平均株価は4万9000円台を回復してスタートした。ソフトバンクグループ<9984>が急反発するなどAI・半導体関連株が値を上げ全体相場をけん引した。為替は午後に入り1ドル=153円台に円安が進行したことも追い風となった。日経平均株価は一時800円近い上昇となり21日につけた最高値(4万9316円)を上回る場面があった。ただ、大引けにかけやや伸び悩んだ。TOPIXは22日につけた最高値を更新した。

 個別銘柄では、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が高く、キオクシアホールディングス<285A.T>が急伸した。フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が値を上げ、トヨタ自動車<7203>や川崎重工業<7012>、村田製作所<6981>が上昇した。JX金属<5016>やイビデン<4062>が急伸した。

 半面、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や任天堂<7974>、東京電力ホールディングス<9501>が軟調。イオン<8267>や中外製薬<4519>が値を下げ、良品計画<7453>やアシックス<7936>が下落した。不適切会計の影響で今期業績予想を未定としたニデック<6594>が売られた。

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