NY時間の終盤に入って、ユーロ円は177.70円付近と本日高値圏での推移が続いている。10月9日に付けたユーロ発足以来の高値177.95円をうかがう展開。178円を超えてくると利益確定売りも出そうな気配はあるが、下押す動きもない。 高市トレードのほか、米株式市場が最高値を更新する中、円キャリー取引が円安を誘発している面もありそだ。ドルは今後FRBの利下げが期待される一方、ECBは利下げを終了しており、当面は据え置きが見込まれている。高市首相の誕生で日銀の利上げペースが想定よりも緩やかというシナリオを採用すれば、円キャリー取引はやりやすくなる。 本日は10月のユーロ圏PMIが発表になり、17カ月ぶりの高水準となっていた。それは成長持続を示唆しており、デフレ圧力の兆候もほとんど見られないため、ECBは当面、金利を現行水準で据え置く可能性が高いとの指摘がエコノミストから出ている。ただし、インフレ関連の指標はまちまちで、投入コスト(仕入れ価格)は低下の一方で、生産者側の販売価格は過去7カ月で最も速いペースで上昇したという。また、製造業は半年ぶりに販売価格を引き上げ、サービス業も9月よりも速いペースで値上げを実施したと指摘。 同エコノミストは「今後数カ月はエネルギー価格の下落がインフレを押し下げる見通しだが、PMIの動きからは根本的なデフレ圧力はほとんど見られない」と分析。総合的に見れば、ECBは当面、安定した金利政策を維持する公算が大きいと述べている。 EUR/JPY 177.72 USD/JPY 152.87 EUR/USD 1.1625 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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