アジア株上昇、米中協議進展 米対中100%関税事実上取り下げ 上海株10年ぶり高値 東京時間11:02現在 香港ハンセン指数 26447.84(+287.69 +1.10%) 中国上海総合指数 3982.66(+32.11 +0.82%) 台湾加権指数 28061.98(+529.72 +1.92%) 韓国総合株価指数 4030.25(+88.66 +2.25%) 豪ASX200指数 9052.10(+33.15 +0.37%) アジア株は総じて上昇、米中協議進展を受け今週末の米中首脳会談への期待が高まっている。ベッセント米財務長官は中国に対する100%関税は事実上取り下げられた、代わりに中国はレアアース輸出規制強化の実施を1年間延期するだろうと語った。 台湾株と韓国株は史上最高値を更新。豪州株は上値が重い、米中進展受け安全資産である金価格が下落していることがやや懸念されている。 上海株は約10年ぶり高値を更新、工業利益が2年ぶりの大幅増となったことも好感されている。中国工業企業利益は9月に21.6%と前回20.4%から伸びが加速し、2023年11月以来の伸びを記録した。年初来では3.9%と急増した。 香港株は今月10日以来の高値をつけている、米中進展に加え米国の利下げ期待も支援材料。米国9月の消費者物価指数が予想を下回ったことで今年あと2回の利下げが確実との見方が強まった。香港は金融政策を米国に連動させているため、FRB利下げ期待は香港の基準金利引き下げ期待につながる。 韓国では米国との貿易交渉の行き詰まりが懸念されている。韓国大統領は3500億ドルの対米投資をめぐり米国と「全て」の項目で難航していると明かした。今週予定されている米韓首脳会談までに貿易交渉で合意できない可能性を示唆。ただ、週明け韓国は米中進展を好感して大幅上昇している。
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