アジア株 米中協議進展も首脳会談まで油断できず、習近平国家主席は対米強硬姿勢堅持 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 26393.16(+233.01 +0.89%) 中国上海総合指数 3991.35(+41.04 +1.04%) 台湾加権指数 28102.42(+570.16 +2.07%) 韓国総合株価指数 4028.51(+86.92 +2.21%) 豪ASX200指数 9056.70(+37.75 +0.42%) インドSENSEX30種 84786.13(+574.25 +0.68%) アジア株は全面高、米中協議進展を好感した買いが続いている。ただ、買い一巡後はやや上値の重い展開に。 ベッセント米財務長官は中国何副首相との貿易協議で枠組みについて実質的に合意したと発表。中国に対する100%関税は事実上取り下げ、その代わり中国はレアアース輸出規制強化の実施を1年間延期するだろうと語った。 ただ、中国政府からは正式な発表はまだない。中国習近平国家主席は対米強硬姿勢を強化するうえ、トランプ米大統領は気まぐれなため米中首脳会談までは油断できない状況だ。 上海株は約10年ぶり高値を更新、工業利益が2年ぶりの大幅増となったことも好感されている。中国工業企業利益は9月に21.6%と前回20.4%から伸びが加速し、2023年11月以来の伸びを記録した。 台湾株は史上最高値を更新、香港株は今月10日以来の高値。 韓国では米国との貿易交渉の行き詰まりが懸念されている。韓国大統領は3500億ドルの対米投資をめぐり米国と「全て」の項目で難航していると明かし、今週予定されている米韓首脳会談までに貿易交渉で合意できない可能性を示唆した。ただ、米中進展を好感して韓国株は大幅上昇し史上最高値を更新している。
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