−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,983.1 - 36.6 シカゴ大豆 2026/ 1 1,095.25 +10.25 NY銀 2025/12 4,732.4 + 55.0 シカゴコーン 2025/12 432.00 +3.25 NYプラ 2026/ 1 1,584.8 + 1.3 NY原油 2025/12 60.15 -1.16 NYパラ 2025/12 1,418.50 -14.00 ドル・円 152.85 +0.06 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時151円台後半に下落 NY為替市場、ドルが売り優勢となる中、ドル円は一時151円台後半まで下落。 29日から市場は重要イベントが目白押しの中、新規にポジションを傾けようという動 きまではなく月末接近もあり、ポジション調整が中心となった。 29日はFOMCの結果発表や、FOMC後にはマグニフィセント7の決算が始ま る。FOMCが利下げが確実視されている一方、米政府機関の閉鎖で経済指標の発表が 延期される中、パウエル議長は12月についてはオープンの姿勢を強調してくるとも見 られている。 ドル円は一時151.75円近辺まで下落した。10月17日から27日までの上昇 波のフィボナッチ38.2%戻しが151.75円付近にあり、その水準でサポートさ れた。下抜けるならば、50%戻しの151.30円、61.8%戻しの150.85 円あたりが視野に入る。 ◎NY貴金属=金が続落、調整継続もドル安で下げ一服 ニューヨーク金は続落、銀は反発。 金12月限は続落。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、米中の通 商合意見通しを受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大したが、下 げ一服となった。日中取引では、米消費者信頼感指数の低下やドル安を受けて下げ幅を 縮小した。 銀12月限はドル安や金の下げ一服を受けて押し目を買われた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入る と、手じまい売りが出たが、売り一巡後は下げ一服となった。日中取引では、ドル安や 金の下げ一服を受けて買い優勢となった。 パラジウム12月限は他の貴金属の軟調が圧迫要因になったが、ドル安を受けて下げ 一服となった。 ◎LME=軒並み小幅高、米中首脳会談期待や米株高・米追加利下げ観測で アルミ3カ月物は反発。2868ドルで小反落して取引を開始。アジア時間の序盤に 2881.50ドルまで浮上した後、2876ドルを支持線とした高もみとなった。ア ジア時間の終盤にかけて軟化し、2846.50ドルの安値を付けた。安値を買い戻さ れた後は2865ドルが上値抵抗線として意識される足取りとなった。米国の時間帯を 迎えると、米株式市場でニューヨークダウが4日続伸したうえ、30日に開催される米 中首脳会談への期待感、米追加利下げ観測が買い支援要因となって浮上し、2897ド ルの高値を記録し、2022年5月以来の高値をさらに更新。高値を離れた後の押しは 浅く、高値圏で引けを迎えた。 銅3カ月物は小幅続伸。続伸後の修正から転売が先行し1万0974ドルで軟調で取 引を開始。アジア時間の序盤にアジア株式市場が利益確定の転売が先行し、値を落とし たことが弱材料視された後、1万1050.50ドルまで切り返した。前日の高値1万 1094ドルを目指すには至らず、軟化傾向を強め、一時1万0859ドルまで下落。 欧州時間は下落後の買い戻しが優勢となり、1万0960ドル台まで再浮上した。米国 の時間帯を迎えると人工知能(AI)関連株が堅調となるなかニューヨークダウが4日 続伸となったうえ、30日に開催される米中首脳会談への期待感、米追加利下げ観測が 買い支援要因となって一段高となり1万1000ドル台を回復し、その後も小高く推移 し、プラスサイドを維持して終了した。 ◎NY原油=続落、追加制裁を受けてロシア産原油がさらに割安に ニューヨーク原油の期近は続落。 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国によるオンライン会合を控えて上値 が重くなっているほか、米国の追加制裁を受けてロシア産原油の買い手が一段と限定さ れ、割安感が強まっていることが相場を圧迫した。ただ、中国国営石油会社がロシア極 東産のESPO原油のスポット購入を見合わせている一方、中国の独立系石油会社ティ ーポットの一角が値ごろ感からESPO原油の買い付けを大幅に増やしていると報道さ れている。ブルームバーグが伝えた。山東裕龍石油化工がESPO原油を積極的に購入 しているもよう。 改質ガソリンの当限は小反発。ヒーティングオイルの期近は反落。原油安が石油製品 の上値を抑えた。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は米中首脳会談期待で大幅続伸、コーンは追随高 大豆は大幅続伸。 30日に開催が予定されている米中首脳会談では合成麻薬問題や中国のレアアース (希土類)規制などに加え、米国の中国向け大豆輸出も主な議題とされるなか、貿易協 議の合意の枠組みは既に概ね整ったと伝えられ、中国への米国産大豆輸入再開期待が強 まり、買い優勢となった。 コーンは総じて続伸。 米中首脳会談を受けた中国の輸入再開期待が高まるなか大幅続伸となった大豆の堅調 に追随高となった。米産地での収穫は終了が見込まれることで供給量の大幅増加が予測 されることが重石となり、上げ幅を縮小して引けた。 MINKABU PRESS
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