アジア株 上海株10年ぶり4000大台乗せる、韓国株大幅反落、米韓協議難航に利下げ期待後退

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株10年ぶり4000大台乗せる、韓国株大幅反落、米韓協議難航に利下げ期待後退

東京時間14:04現在
香港ハンセン指数   26465.03(+31.33 +0.12%)
中国上海総合指数  4005.44(+8.50 +0.21%)
台湾加権指数     27946.86(-46.77 -0.17%)
韓国総合株価指数  3992.30(-50.53 -1.25%)
豪ASX200指数    9019.40(-36.24 -0.40%)
インドSENSEX30種  84533.19(-245.65 -0.29%)

アジア株は高安まちまち。

30日の米中首脳会談への期待は高まっているものの油断はできない。中国習近平国家主席はレアアースを武器に対米強硬姿勢を強化する方針。習氏の最優先課題は台湾問題でトランプ氏に「米国は台湾独立に反対する」との正式表明を迫る。

中国首相は米国の保護主義政策に代わる選択肢として中国との経済協力を各国に訴えた。首相はASEAN中国首脳会議で、対立しても何の利益も生まないと米国を非難し「団結は力なり」とASEAN首脳に呼びかけた。

米中進展期待と追加支援策期待で上海株は10年ぶりに4000ポイントの大台を突破。上海株の上昇を受け香港株はプラス圏を回復している。

韓国株は大幅反落、米韓交渉難航や利下げ期待後退で投資家心理がやや悪化している。また、きのう最高値を更新したことから調整売りも広がっている。

韓国大統領は米国と「全て」の項目で難航していると明かし、米韓首脳会談までに貿易交渉で合意できない可能性があるとしている。

きょう発表された韓国の第3四半期GDPは前期比1.2%と前回から加速、市場予想の1.0%も上回った。現金給付など消費促進措置を受け個人消費が好調だった。強い経済成長を受け韓国中銀の11月利下げ期待は後退しており株式市場にとってはあまり嬉しくないニュースだ。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。