LME市況=軒並み小幅高、米中首脳会談期待や米株高・米追加利下げ観測で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,891.61     +13.83     2,889.00  +14.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00    0.00
     銅        11,018.96     +13.80    11,038.50  + 9.50
    ニッケル      15,088.93     +19.11    15,296.00  +21.00
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 アルミ3カ月物は反発。2868ドルで小反落して取引を開始。アジア時間の序盤に
2881.50ドルまで浮上した後、2876ドルを支持線とした高もみとなった。ア
ジア時間の終盤にかけて軟化し、2846.50ドルの安値を付けた。安値を買い戻さ
れた後は2865ドルが上値抵抗線として意識される足取りとなった。米国の時間帯を
迎えると、米株式市場でニューヨークダウが4日続伸したうえ、30日に開催される米
中首脳会談への期待感、米追加利下げ観測が買い支援要因となって浮上し、2897ド
ルの高値を記録し、2022年5月以来の高値をさらに更新。高値を離れた後の押しは
浅く、高値圏で引けを迎えた。
 銅3カ月物は小幅続伸。続伸後の修正から転売が先行し1万0974ドルで軟調で取
引を開始。アジア時間の序盤にアジア株式市場が利益確定の転売が先行し、値を落とし
たことが弱材料視された後、1万1050.50ドルまで切り返した。前日の高値1万
1094ドルを目指すには至らず、軟化傾向を強め、一時1万0859ドルまで下落。
欧州時間は下落後の買い戻しが優勢となり、1万0960ドル台まで再浮上した。米国
の時間帯を迎えると人工知能(AI)関連株が堅調となるなかニューヨークダウが4日
続伸となったうえ、30日に開催される米中首脳会談への期待感、米追加利下げ観測が
買い支援要因となって一段高となり1万1000ドル台を回復し、その後も小高く推移
し、プラスサイドを維持して終了した。
 ニッケル3カ月物は小反発。1万5305ドルで小高く寄り付き、その後、1万
5325ドルまで上昇し、この日の高値をつけた。高値を離れた後は1万5250ドル
前後でもちあったが、アジア時間の終盤から欧州の時間にかけて他非鉄貴金属に連動安
となり1万5150ドルの安値まで値を落とした。安値を離れた後は米株式市場でニュ
ーヨークダウの4日続伸、30日に開催される米中首脳会談への期待感、米追加利下げ
観測を受けた他非鉄貴金属の堅調に追随高となり、1万5325ドルの高値に到達。高
値を離れた後も1万5300ドルを下値支持線として意識する高もみとなり、この水準
を維持したまま終えた。
今日の材料
・28日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は小反落、8.72ポイント安の3988.22ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTが上昇も独仏株価指数は下落。
・ドルは売り優勢も下値堅く推移。ドル円は1ドル=151円台後半に下落した後、
 152円台前半に戻した。ユーロドルは今月20日以来の高値となる1ユーロ=1.1668
 ドルまで上昇し、堅調に引けた。
・米国株は続伸。ニューヨークダウは161.78ドル高、ナスダックス指数は190.04ポイ
 ント高(0.80%高)。
・ニューヨーク貴金属はまちまち。金は調整安場面を継続し。続落。ニューヨーク
 原油は下落。

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