シカゴ大豆市況=大幅続伸、米中首脳会談への期待感から買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,066.50    1,091.50    1,065.25    1,078.25     +11.00
   2026/01   1,084.00    1,108.00    1,083.00    1,095.25     +10.25
   2026/03   1,094.75    1,118.25    1,093.75    1,106.75     +11.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       647,252       633,926        897,833   (- 17,372)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月3日−11月7日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は大幅続伸。終値の前営業日比は4.75〜11.25セント高。中心限月の期
近1月限は10.25セント高の1095.25セント。
 30日に開催が予定されている米中首脳会談では合成麻薬問題や中国のレアアース
(希土類)規制などに加え、米国の中国向け大豆輸出も主な議題とされるなか、貿易協
議の合意の枠組みは既に概ね整ったと伝えられ、中国への米国産大豆輸入再開期待が強
まり、買い優勢となった。

 期近1月限は1084セントで取引を開始した後に浮上。アジアの時間帯は1090
セント台前半で、欧州の時間帯は1090セント台後半でのもちあいとなった。米国の
時間帯を迎えると地合いを引き締めて1108セントと昨年10月1日以来の水準まで
値を伸ばした後に大きく上げ幅を縮小したが、終盤に買い戻され2ケタの上げ幅を維持
して終えた。

*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 コーンベルトでは局地的な降雨が発生。気温は西部では平年並〜平年を上回ったが、
東部では平年以下〜平年並となった。今後は29日まで降雨が続いた後、30日は降雨
は発生しないが31〜11月1日にかけて降雨となるだろう。気温は28日までは平年
並〜平年を上回るが、29日〜11月1日にかけては平年以下〜平年並の予報。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 プレーンズでは北部南部共に散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。
今後は北部では雨がちな天気が続く一方、南部では少雨傾向が見込まれる。また、気温
は平年並〜平年を上回る見通し。
 大豆製品は、大豆粕は大幅続伸となった大豆に追随高となり、期近12月限は今年
6月13日以来となる終値ベースでの300ドル台を示現。一方の大豆油は米国の追加
制裁を受けてロシア産原油の割安感が強まりNY原油が軟調となったことが重石となり
売り優勢となった。
 大豆粕12月限は前日比8.30ドル高の306.50ドル。
今日の材料
・米コーンベルトでは局地的な降雨が発生。
・コーンベルトでは今週は雨がちな天気が見込まれる。
・プレーンズ北部では降雨が続き生育に適した環境を維持するが、南部は少雨傾向に。

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