アジア株 豪州株下落、CPI目標範囲上限突破で利下げ期待消滅 韓国最高値、米銀が目標引き上げ 東京時間11:04現在 香港ハンセン指数 26346.14(休場) 中国上海総合指数 3994.01(+7.86 +0.21%) 台湾加権指数 28231.58(+282.47 +1.01%) 韓国総合株価指数 4078.39(+67.98 +1.70%) 豪ASX200指数 8946.80(-65.70 -0.73%) アジア株は豪州を除いて上昇、米中首脳会談への期待が広がっている。香港市場は重陽節のため休場、あす取引を再開する。 トランプ米大統領は中国がフェンタニル問題について協力してくれると確信しているため、フェンタニル関税を引き下げる見通しだとコメント。中国習近平国家主席との会談は素晴らしいものになると思うと付け加えた。ただ一方で、台湾問題について話し合うかどうかはわからないとしている。習氏の最優先課題は台湾問題でトランプ氏に「米国は台湾独立に反対する」との正式表明を迫る方針だ。 豪州株はインフレ加速を受け下げ幅を拡大、約2週間ぶり安値をつけている。 きょう発表された豪州第3四半期の消費者物価指数は前期比、前年比、刈込平均すべてが前回から伸びが加速、市場予想も上回った。前年比+3.2%と前回の+2.1%から伸びが加速し豪中銀目標範囲1-3%の上限を突破、2024年第2四半期以来の高水準となった。刈込平均も前年比+3.0%と目標範囲上限に達した。月次ベースでは9月に+3.5%と昨年7月以来の大幅な伸びを記録。豪中銀は前回の会合でインフレが第3四半期に予想よりも高くなる可能性を警告していた。強いCPIを受け11月利下げ期待が消滅している。 韓国株は大幅反発、史上最高値をつけている。LGディスプレイやサムスン電子などハイテク関連を中心に幅広い銘柄が上昇している。 米JPモルガンが12カ月後のKOSPI目標を5000ポイントに引き上げた、強気シナリオでは6000ポイントまでの上昇を予想している。KOSPIは今週月曜日に初めて4000ポイントに乗せたばかりだ。JPモルガンは投資家に下落局面で押し目買いを推奨、推奨銘柄にはサムスン電子やSKハイニックスが含まれる。 SKハイニックスは4.5%高。第3四半期決算の純利益が12.6兆ウォンと四半期として過去最高となった。市場予想の8.5兆ウォンも上回った。世界的なAIインフラ構築が需要を押し上げた。
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