プラチナ市況=プラチナが反発、現物相場の上昇、円安進行で一段高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         19,409   + 95    19,781  新甫  : 3,979.82  + 35.17
銀          210.0    0.0     222.2  新甫  : 4,778.00  +123.00
プラチナ     7,424   +201     7,241  新甫  : 1,589.50   +17.29
パラジウム   7,100      0     7,000  新甫  : 1,410.93   +15.33
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.20   +0.22  ユーロ・ドル相場   1.1629  -0.0030
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。期先8月限は
正午前に150円超の上昇で推移。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇、一時1ド
ル=152円台半ばに円安進行から一段高となった。パラジウムの商いは成立しなかっ
た。
 新甫2026年10月限はプラチナが7050円で発会し、大幅に値上がりして引け
た。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが201〜255円高、プラチナスポットが
281円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7579枚、プラチナミニが2112枚、プラチナスポッ
トが3335枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは金に先駆けて下げ止まり感】
 プラチナは堅調。出来高、取組高が最も多い期先8月限は夜間取引の前半に6705
円の安値をつけた。22日の安値6666円までの下落はなく、前半の取引から下値を
切り上げた。日中取引は堅調に推移し、7225円まで反騰。
 新甫発会した26年10月限は7050円で発会後、一時7250円まで上昇。8月
限、10月先限とも午前中に高値を離れ、一時同ザヤ化となった。午後になり、先限が
7200円台に乗せ、8月限に対し、16円の上ザヤで引けた。
 JPXプラチナは金の反発につれ高もよう。28日のニューヨークプラチナは下ひげ
の長いチャートとなり、金に先駆けて下げ止まり感があった。昨日から開催の米連邦公
開市場委員会(FOMC)で利下げは織り込み済み。12月9、10日に開催のFOM
Cで今年3回目の利下げ観測がさらに強まるかに注目。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の1583.50ドルから、金
堅調や株高を受けて買い優勢となり、午前11時前に1602ドルまで上昇。1600
ドル水準では戻り売りを浴び、正午前に1569ドル台まで急落。買い拾われ、午後1
時前に1581ドル台まで反発。ニューヨークプラチナ時間外取引の下落が圧迫要因と
なり、1570ドル台でもみあいを強いられた後、急上昇となり、午後4時過ぎに
1597ドル台まで買われている。
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