【市況】 金が反落。ニューヨーク市場での上げ一服を受けて売り優勢で始まった。その後は、 押し目を買われたが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀は先限が上 昇した。 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が140円安〜221円高、金ミニが 243.5円安〜49.0円高、ゴールドスポットが489円高、銀が0.8円高。 午前11時3分現在の出来高は、金が2万7271枚、金ミニが1万0849枚、ゴ ールドスポットが2085枚、銀が2枚。 【NY金は米FOMC後に上げ一服】 金は米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高が圧迫要因になった。米FOMC でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ3.75 〜4.00%とすると決定した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で 「12月会合での利下げ決定は既定路線ではない」と述べると、ドル高に振れた。 トランプ米大統領は、合成麻薬フェンタニルを巡る中国の協力を理由に、米国が中国 製品に課している関税について、引き下げる見通しを明らかにした。また中国の習近平 国家主席との会談で、米エヌビディア製の画像処理半導体(GPU)「ブラックウェ ル」を巡り協議する見込みだとした。米中首脳会談の結果を確認したい。 トランプ米大統領は、国防総省に対し核兵器実験を直ちに開始するよう指示したと明 らかにした。ロシアのプーチン大統領は、超長射程の原子力推進式巡航ミサイル「ブレ ベスニク」の発射実験を完了したと明らかにしていた。 金先限は夜間取引で1万9600円まで下落した。ニューヨーク市場での上げ一服が 圧迫要因になった。円相場は1ドル=152円台後半で円安が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、、米連邦公開市場委員 会(FOMC)の利下げ見通しが支援要因になったが、米FOMC後はドル高を受けて 上げ一服となった。アジア市場では、押し目を買われ、3962ドル台まで上昇したの ち、上げ一服となった。 午前11時現在、3948.17ドルで推移、銀は4767セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3979.82ドル、銀が4778セント。 MINKABU PRESS
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