[本日の見通し]石油=堅調、主要産油国は限定的な増産を継続か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は堅調。ただ、夜間取引の高値からは押し
戻されている。
 11月2日、石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国はオンライン会合を開
催し、日量166万バレル規模の自主減産の解消に向けて12月の生産枠を決定する。
今週の報道によると、10月や11月と同様に日量13万7000バレルの引き上げと
なる見通し。これまでの会合と同様に、生産枠の大幅引き上げ懸念は根強いものの、ロ
シア産原油の買い手が見つかりにくくなっており、大幅に引き上げることが難しくなっ
ているとの報道もあり、限定的な増産が続く可能性がある。なお、このペースなら日量
166万バレル規模の自主減産が解消されるのは来年9月となる。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.39ドル安の60.18ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは60.18ドルから60.30ドル。
 原油3月限の予想レンジは6万0200円から6万1200円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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