【市況】 金が大幅続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安 一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀は期先2本が上昇した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が378〜535円高、金ミニが 381.0〜659.0円高、ゴールドスポットが971円高、銀が7.0円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万6506枚、金ミニが1万8485枚、ゴ ールドスポットが891枚、銀が2枚。 【NY金は米中の通商合意で買い戻される】 金は米中の通商合意が支援要因になった。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席 は、韓国南部の釜山で会談した。中国政府は会談後、米国が問題視していたレアアース (希土類)輸出規制の導入を1年間延期すると発表した。トランプ氏は合成麻薬「フェ ンタニル」の米国流入問題に中国が取り組むとして、対中関税を10%引き下げる方針 を示した。中国側は米国の関税に対する報復措置を見直すほか、縮小していた米国産大 豆の購入も拡大する。 バンス米副大統領は、 トランプ大統領が国防総省に対し核兵器の試験を直ちに開始 するよう指示したことに関連し、米国にとって核戦力の検証は国家安全保障の確保に重 要になるとの考えを示した。 米共和党のスーン上院院内総務は、11月4日に実施される一部の州や都市の選挙が 終われば、政府機関再開に向けた協議が「やや容易になる」との見通しを示した。「わ れわれが譲歩したか屈したかのように見られることで、投票率を下げたくはない」と述 べた。 金先限は2万0353円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になった。 円相場は1ドル=154円台前半で円安が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、、米中の通商合意をき っかけに買い戻し主導で上昇した。アジア市場では、朝方の4028.60ドルから、 4041ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。 午前11時現在、4017.50ドルで推移、銀は4908セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3962.26ドル、銀が4769セント。 MINKABU PRESS
 
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