ゴム午前=売り優勢、上海安やドル円がやや円高に振れたことをを嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り優勢。序盤は、上海夜間安を映し、売りがやや先行した。中
盤に入ると、日中取引の上海ゴムがマイナスサイドでの取引が続いているうえ、ドル・
円がやや円高方向に推移したことを受けて、売り物がちの展開となっている。TSR
20は出来ず。
 午前11時38分現在のRSS3号は前営業日比1.9〜0.2円安。活発限月の3
月限は同0.7円安の313.1円、期先26年10月限は出来ず、推定出来高は30
0枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、20ポイント安、推
定出来高は16枚(夜間取引を含む)。

【中国製造業PMIは7カ月連続で50を下回る】
 日本時間の午前11時に中国国家統計局から発表された10月の中国製造業購買担当
者景気指数(PMI)は49.0となり、景況感の分かれ目とされる50を7カ月連続
で下回った。前月の49.8、並びに市場予想の49.6も下回った。
 不動産不況を背景として中国の景気減速が浮き彫りになっており、香港ハンセン指数
や上海総合株価指数は下落している。市場では追加の景気対策を求める声も上がってい
る。米中貿易摩擦がやや緩和したが、このことが景況感の改善という形で表面化するに
は時間が必要のようだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は4月限のみ約定し、1.3セント安。TSR
20は売り優勢でとなり、0.8〜0.3セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時02分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比65元安の1万5430元で推移している。

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