NYプラチナ市況=反落、ドル高で手じまい売り

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1610.7     1630.0      1570.8      1575.4    - 38.9
         (26/ 4)  1624.6    1645.0      1588.1      1591.4    - 38.8
 パラジウム  (25/12)  1484.00    1509.50     1453.00     1455.10   - 18.10
         (26/ 3)  1508.00    1525.00     1472.50     1473.70   - 19.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          20,576         24,291        78,483       (-    660)
 パラジウム          4,555          5,868        19,631       (-    103)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,562.87  +  40.75
     前日  154.12/14   1.1567/68   ・ナスダック         23,724.96  + 143.82
     本日  153.97/99   1.1537/39   ・10年米国債利回り      4.09  -   0.01
・NY原油  (25/12)   60.98 + 0.41  ・SPDR保有金残高  1,040.35  +   4.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比はプラチナが38.9〜37.2ドル
安、中心限月の1月限が38.9ドル安、パラジウムは19.50〜16.80ドル
安、中心限月の12月限は18.10ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測
後退を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、売り圧力が強まった。日中取引で
は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1585.9〜1630.0ドルのレンジで推移し、
前日比16.1ドル安の1598.2ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、
売り圧力が強まった。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引の安値を割り
込み、1570.8ドルまで下落した。
 ダラス連銀のローガン総裁は、ダラスでのイベントで「今週利下げを行う必要はない
と考えた」と述べた。米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は、高インフレが
継続し、物価圧力が経済に広がりつつある兆しが見られる中で利下げを実施すれば、物
価安定に対する連邦準備理事会(FRB)の信認が損なわれる恐れがあると考え、今週
の決定会合で利下げに反対票を投じたと述べた。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1464.50〜1509.50ドルのレンジ
で推移し、前日比10.3ドル高の1483.50ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、買い戻されたが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて戻り
を売られた。欧州時間に入ると、売り圧力が強まった。
 日中取引では、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引の
安値を割り込み、1453.00ドルまで下落した。
 30日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比2万1874オンス増の
66万6286オンス、パラジウムは変わらずの18万1822オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、前日の
金利据え置き決定は正当であり、今後数年間のインフレ見通しにはかなりの不確実性が
あると述べた。
・ユーロ圏のインフレ率は今後数年間、欧州中央銀行(ECB)目標値の2%近辺を維
持し、経済成長率は潜在水準に向けて徐々に回復していく。ECBの四半期専門家調査
で明らかになった。
・10月のユーロ圏の消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比2.1%
上昇し、前月の2.2%からわずかに減速した。市場予想と一致した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、金融市場
に起因するものを含むさまざまなリスクに対応するため、今後の理事会で金利を変更す
る選択肢を残しておく必要があるとの見解を示した。
・米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は、高インフレが継続し、物価圧力が
経済に広がりつつある兆しが見られる中で利下げを実施すれば、物価安定に対する連邦
準備理事会(FRB)の信認が損なわれる恐れがあると考え、今週の決定会合で利下げ
に反対票を投じたと述べた。
・ダラス連銀のローガン総裁は、ダラスでのイベントで「今週利下げを行う必要はない
と考えた」と述べた。
・ヘグセス米国防長官は、マレーシアで中国の董軍国防相、インドのシン国防相らと相
次いで会談した。
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