プラチナ市況=プラチナが大幅続落、売り圧力が強く全限月が3ケタ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         19,473   -209    19,913  - 62  : 3,971.40   - 7.90
銀          210.0   +3.0     229.4  -0.6  : 4,773.00   +11.00
プラチナ     7,460   -218     7,098  -102  : 1,547.52   - 9.94
パラジウム   7,000      0     7,000     0  : 1,402.06   - 5.02
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.72   +0.16  ユーロ・ドル相場   1.1488  -0.0037
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続落。ニューヨーク安を背景にドル
建て現物相場の下落から序盤、期先が100円超の下落となった。金が下げ幅を拡大、
現物相場が一時1518ドル台まで軟化、1ドル=152円台の円高進行から200円
超の下落が続出した。下げ幅を縮小も先限は正午前に100円超の下落で推移。午後に
入り、金の戻りに追随し、下値を切り上げたが、ニューヨークプラチナ時間外取引が続
落から売り圧力が強く、全限月が3ケタ安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが218〜102円安、プラチナスポットが
157円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5362枚、プラチナミニが602枚、プラチナスポット
が1861枚、パラジウムが0枚。
【NY金が早期に4000ドル回復ならプラチナ買いが刺激される】
 プラチナ先限は午前中、6983円まで下落し、10月28日以来の安値をつけた。
7000円割れは続かず、午後になり、7134円まで戻した。総出来高(標準)が
5000枚にとどまり、新規買いは見送りムード。
 米株式市場でハイテク構成銘柄の多いナスダックス指数が下げ止まるかがカギ。AI
バブル崩壊シナリオが強まると、ニューヨークプラチナ市場で手じまい売りが進みやす
くなる。ニューヨーク金期近12月限が早期に4000ドル台を回復できれば、プラチ
ナ市場でも買いが刺激されるであろう。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1540ドル水準で推移後、午前9時
半頃から下げ足を速め、1518ドル台まで下落。1520ドル割れは買い拾われ、
1520ドル台前半から半ばでもみあった後、正午前から買い優勢となり、午後4時を
過ぎてから一段高となり、1550ドルを試す上昇。
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