(NY時間10:59)(日本時間00:59) アリスタ<ANET> 144.84(-8.72 -5.68%) クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークス<ANET>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、売上高は予想付近の見通しを示している。粗利益率の見通しは予想を下回った。 底堅い決算ではあったものの、株価は冴えない反応。他と比較するとやや物足りない印象との評価のようだ。ただ一方で、見通しはやや控えめだが、内容自体は堅調との見方も出ている。 「第4四半期見通しおよび2026年の売上成長見通しの維持は、競合であるセレスティカ<CLS>やエヌビディア<NVDA>の販売動向に遅れを取っているというよりも、大規模AI案件の変動性と同社特有の保守的姿勢を反映している」と述べている。 別のアナリストは「決算およびガイダンスは単体としては堅調だった。しかし、ハイパースケーラーのAI投資に強く連動するハードウェア・サプライヤーが示した、より高い成長や上振れ幅と比較するとやや物足りない印象を与える可能性がある」とのコメントも出ている。 (7-9月・第3四半期) ・1株利益(調整後):0.75ドル(予想:0.72ドル) ・売上高:23.1億ドル 27%増(予想:22.6億ドル) 製品:19.1億ドル(予想:19.0億ドル) サービス:3.97億ドル(予想:3.47億ドル) ・粗利益率(調整後):65.2%(予想:64.2%) (10-12月・第4四半期見通し) ・売上高:23.0~24.0億ドル(予想:23.3億ドル) ・粗利益率(調整後):62~63%(予想:63.2%) 【企業概要】 米国内外のIT企業・金融機関・政府機関等のデータセンター等向けに、クラウドネットワーク製品の開発・販売を行う。ネットワークアプリケーションとイーサネットスイッチング装置で構成されるシステム等を取り扱う。製品の製造は委託製造業者が行う。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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