きょうの為替市場はドル安が優勢となっており、ドル円も再び153円台半ばに下落している。前日は民間の米経済指標が予想を上回る内容となったことからドル高の反応が強まり、ドル円は154円台に戻していた。155円台を視野に入れた展開を堅持しているが、154円台に入ると利益確定売りなどの上値抵抗も根強くあるようだ。 米政府機関閉鎖が長引く中、市場は短期的にトランプ関税に関する米最高裁の判断と、FOMC委員の発言を注目している。トランプ関税に関しては、前日に最高裁で口頭弁論が行われ、トランプ政権の主張に対して懐疑的な質問が判事から相次いでいた。これを受けて賭け市場では、最高裁がトランプ関税維持が支持される確率が、前日の約50%から25%に急低下している。この不透明感が本日のドル売りを誘っているとの指摘も聞かれる。 FOMC委員の発言については、12月利下げに慎重な発言が多い印象。政府機関閉鎖で数字が見えない中、その姿勢に変化が出る可能性は低いと思われる。ただ、短期金融市場ではまだ、追加利下げの確率を65%程度で見ている状況。 先週のFOMC以降、ドル買いの流れが出ているが、中期的にはドル安を見込む声は多い。「政府機関閉鎖でデータ発表が停止状態にある中、短期的にはリスクセンチメントが相場の主導要因となりそうだ。ただし、中期的には、米経済活動の鈍化、雇用市場のほころび、そして追加利下げがドルの緩やかな下落をもたらすと見ている」とのコメントも聞かれる。 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は153円に観測。 6日(木) 153.00(11.4億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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