きょうの為替市場はドルの買い戻しが強まり、ドル円は160円を試す動きが再開している。日本時間の午前に行われたトランプ大統領のイラン情勢に関する国民向けの演説がドル高のきかっけとなっている。 大統領は軍事作戦は完了に近いと述べたものの、新鮮味に乏しかったというのが市場の評価のようだ。とりわけ撤退時期に関する具体的な見通しや、ホルムズ海峡再開に向けた具体策も示されなかったことは、前日に期待を高めていた市場にとっては、失望感が大きかったようだ。一方、今後2-3週間で一段と強硬な行動を取ると表明し、イランの発電施設への攻撃の可能性に言及していたことから警戒感も出ている。 株安・原油高の中でドル円は上昇。再び日本の当局も動き出しそうな局面だが、今回は円安というよりもドル高の側面が大きく、加えて、さほど急激な値動きでもないことから、介入を正当化するためのハードルは高いと見られている。また、各国中銀からはここ数日、インフレもさることならが、成長にも配慮したい意向も垣間見られている中、日銀の利上げへのハードルも高まるのではとの見方も出ている。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円と160円に観測。 2日(木) 159.00(16.9億ドル) 160.00(14.8億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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